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新興市場銘柄ダイジェスト:アイズ、IGSが大幅に反発


新興市場では、韓国の緊張状況を受けHANATOURなどインバウンド関連が軟調。G-BBDIは5日続伸、子会社の販売代理店契約が影響。IGSは文科省プロジェクト採択で大幅反発し、教育プラットフォーム展開強化。ZETAは特許取得発表で大幅高、リテール市場を狙う。アイズは生成AIツール開発で反発、広報プラットフォーム強化や法令チェック機能を高評価。最後にレナサイエンスは助成金延長により試験続行見込み、収益改善に期待が高まる。

*15:39JST 新興市場銘柄ダイジェスト:アイズ、IGSが大幅に反発 <6561> HANATOUR 1185 -19
大幅に8日続落。韓国の尹錫悦大統領が3日夜に「非常戒厳」を宣言し、4日朝に解除すると発表したことが嫌気されている。非常戒厳は来年の予算案に合意しない野党側の対応などが理由と報じられており、政情不安が韓国人向け訪日団体パッケージを主力とするHANATOUR JAPANの業績に影響を及ぼすのではないかとの懸念から軟調に推移している。インバウンド関連では、ほかにtripla<5136>なども売りに押されている。

<5259> G-BBDI 1179 +19
大幅に5日続伸。グループ子会社のブルーテック(東京都港区)が地域密着型ICTトータルソリューションを手掛けるケーケーシー情報システム(京都市)と販売代理店契約を締結したと発表している。BBDイニシアティブのSFA/CRM統合型ビジネスSaaS「Knowledge Suite」を通じた中堅・中小企業のDX化推進が目的で、協業を強化してマーケットを開拓するとともに共同セミナー開催などでKnowledge Suiteの拡販を進める。

<4265> IGS 332 +29
大幅に反発。文部科学省の「令和6年度次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進(最先端技術及び教育データ利活用に関する実証事業)」に採択されたと発表している。生成AIを活用した探究指導モデルの開発を進め、生徒の非認知能力や数理科学的スキルのデータを基に先生の負担軽減と生徒一人ひとりに合わせた探究活動の実現を目指すとしている。

<6031> ZETA 441 +13
大幅高。リテールメディア広告エンジン「ZETA AD」の提供技術で特許査定通知を取得したと発表している。検索ボックスに入力される文字列や過去の購買履歴に基づき、適切なタイミングでクーポンを表示する技術を発明した。広告主は検索中のユーザーに対して魅力的なオファーを提示することができるようになり、売上拡大が可能になるとしている。特許が登録された際、改めて詳細についてアナウンスする予定。

<5242> アイズ 1720 +119
大幅に反発。自社のクチコミマーケティングプラットフォーム「トラミー」が生成AIによる法令チェックツールをリリースすると発表している。同プラットフォームでは、会員がクライアント企業の商品やサービスを実際に体験し、クチコミ・レビューをSNS上で発信する。会員が入力したテキストや写真の違反を生成AIが発見・修正し、修正内容を申請後に専門チームが目視で確認、最終的に審査が完了した内容をSNSに投稿するようにする。

<4889> レナサイエンス 305 -2
もみ合い。現在実施中のPAI-1阻害薬「RS5614」の慢性骨髄性白血病(CML)の第3相試験について、日本医療研究開発機構(AMED)の助成期間が2年間延長されたと発表している。最終年度の評価の結果、第3相試験の目標症例数の登録が終了しており、2年の延長期間内に試験を完了する目処が立っているため。2年間延長に伴う助成金が得られることから、26年3月期及び27年3月期に見込んでいた費用計上がなくなり、収益が改善する見込みという。 <ST>
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