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Jトラスト---3Qは2ケタ増収、日本金融事業・東南アジア金融事業・不動産事業が2ケタ増収に


Jトラストは2024年12月期第3四半期の連結決算を発表し、営業収益は前年同期比14.8%増の969.15億円となりましたが、最終利益は78.8%減の40.51億円となりました。日本金融事業と東南アジア金融事業、不動産事業が好調で、それぞれ2桁の増収を記録しています。特に日本金融事業ではNexus Cardの割賦手数料の増加が寄与しました。また、東南アジア金融事業ではインドネシア銀行における利息収益の増加が重要な要因でした。一方、韓国及びモンゴルの金融事業は収益が減少しましたが、損失は昨年同時期より圧縮されました。通期の業績予想は据え置き、営業利益が前期比8.2%減の74.00億円としています。

*09:34JST Jトラスト---3Qは2ケタ増収、日本金融事業・東南アジア金融事業・不動産事業が2ケタ増収に Jトラスト<8508>は13日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)連結決算(IFRS)を発表した。営業収益が前年同期比14.8%増の969.15億円、営業利益が同58.7%減の50.25億円、税引前利益が同57.7%減の59.85億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同78.8%減の40.51億円となった。

日本金融事業の営業収益は前年同期比17.0%増の119.83億円、セグメント利益は同42.6%増の49.47億円となった。保証事業とサービサー事業の好調に加え、Nexus Cardにおいて割賦取扱高の増加により割賦立替手数料が増加したことや、Jラストグローバル証券において堅調な株式市場を受けて役務収益等が増加した。

韓国及びモンゴル金融事業の営業収益は前年同期比3.1%減の345.54億円、セグメント損失は0.72億円(前年同期は16.52億円の損失)となった。貯蓄銀行業務において、銀行業における貸出金残高の減少や、銀行預け金の平残の減少等により利息収益が減少したものの、預貸スプレッドの改善ならびに貸倒引当金の繰入額の減少などの理由から、営業損失は前年同期比約16億円圧縮した。

東南アジア金融事業の営業収益は前年同期比29.3%増の355.80億円、セグメント利益は同56.6%増の23.10億円となった。Jトラスト銀行インドネシアにおいて銀行業における貸出金の増加に伴う利息収益の増加があった。

不動産事業の営業収益は前年同期比34.6%増の146.86億円、セグメント利益は同94.0%減の6.51億円となった。Jグランド及びグローベルスにおいて販売用不動産における販売収益が増加した。また前第3四半期連結累計期間にミライノベートの吸収合併に伴い負ののれん発生益101.13億円を計上したことに比べ減少した。

投資事業の営業収益は前年同期比95.7%減の0.05億円、セグメント損失は12.21億円(前年同期は15.83億円の損失)となった。シンガポールにおいて、Jトラストアジアが提起していた訴訟の確定判決により有している判決債権の一部を回収したものの、借入金に係る利息費用や訴訟費用の増加した。

その他の事業の営業収益は前年同期比9.1%増の4.60億円、セグメント損失は1.22億円(前年同期は0.22億円の損失)となった。主にJ Syncが同社グループのシステム開発、コンピュータの運用及び管理業務を行っている。

2024年12月期通期の連結業績予想については、営業収益が前期比12.0%増の1,280.00億円、営業利益が同8.2%減の74.00億円、税引前利益が同16.1%減の82.00億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同60.8%減の64.00億円とする、期初計画を据え置いている。

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