C&R社 Research Memo(8):2025年2月期業績は下振れリスクが残るものの、第3四半期以降は増益基調へ
株式会社クリエイティブ&リバー(C&R社)は、2025年2月期の業績見通しを発表。売上高は前期比10.4%増の5,500億円、営業利益は同17.0%増の480億円を見込むが、上半期の進捗率が低く、達成には困難が予想される。しかし、第3四半期以降の増益が期待され、特にゲームと電子コミックの新作が好調なら目標達成が可能。AI/DX分野への投資も拡大し、C&R AI/DXスタジオ設立を通じて市場開拓を図る。韓国では経営改善が進み、黒字化が期待される。医療分野は需要が旺盛で、大幅な成長を予期。その他の事業は、子会社の貢献により黒字化見込みが強い。企業全体として短期的な業績改善の兆しが見えるも、今後は計画達成に向けたリスク管理が重要視される。
1. 2025年2月期業績見通し
2025年2月期の連結業績は、売上高で前期比10.4%増の55,000百万円、営業利益で同17.0%増の4,800百万円、経常利益で同16.0%増の4,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同16.6%増の3,100百万円と期初計画を据え置いた。ただ、中間期までの進捗率が売上高で47.0%、営業利益で45.7%と、直近3期間の平均進捗率(売上高50.6%、営業利益63.4%)を下回る水準となっており、計画達成のハードルは高くなっている。クリーク・アンド・リバー社<4763>では、足元でエージェンシー事業の受注が回復してきていること、下期に自社開発のゲームタイトル及びオリジナル電子コミックのリリースを複数予定しており、これらの販売状況なども見極める必要があることから、今回は据え置いたものと考えられる。
四半期業績の推移で見ると、第3四半期以降は前期比で増益基調に転じる公算が大きく、短期的な業績は底を脱したものと見られる。なお、2025年春の新卒社員の内定者数は、2024年10月時点で296名となっている。最終的には300名強と2024年(361名)を下回る水準となる見込みだ。このため、2026年2月期の業績に目を転じれば、人材採用・教育コストの減少が見込まれること、並びに医療分野の収益も構造改革の効果により大きく改善することから、利益の成長ペースは2ケタ台に復帰する可能性が高いと弊社では見ている。
その他事業が通期で黒字転換する見通し
2. 事業セグメント別見通し
(1) クリエイティブ分野(日本)
クリエイティブ分野(日本)は、売上高で前期比9.8%増の38,500百万円、営業利益で同11.2%増の3,200百万円と増収増益を見込んでいる。テレビ・映像、ゲーム、Webなど主力分野でプロデュース及びエージェンシー事業を伸ばす計画であったが、第2四半期までの進捗はゲーム、Web分野を中心に計画を下回るペースとなっている。ただ、足元の需要は回復傾向にあるほか、下期は自社開発のゲームタイトル及び電子コミックのリリースを予定しており、これらタイトルがヒットすればキャッチアップできる可能性がある。
ゲームについては、人気造形作家Yoshi.氏のオリジナルコンテンツ「紡ギ箱」※をゲーム化した共依存アドベンチャーゲーム「IZON.」を2024年末~2025年にかけてリリースする予定となっている。2024年9月に開催された「東京ゲームショウ2024」に出展し、試遊した来場者からは好評が得られたと言う。
※ 「IZON.」の世界観の元となる作品で、不思議でどこか切ない独特の世界観を持ち、国内外で多くの支持を集めている。
また、電子コミックについてはオリジナル作品を2024年9月に2本リリースしたのを含め、期末までに6本のタイトルを投入する予定である。これら新作がヒットすれば、低迷していた電子書籍の収益も回復に転じる見通しだ。
そのほか、ゲーム分野では為替の円安によるコスト競争力を生かして、海外需要を取り込むべくカナダに支社を開設し、営業活動を強化している。海外パブリッシャーから見れば円安は開発コストの低減につながるため、国内最大級の開発ネットワークを持つ同社に発注するメリットは大きい。ゲーム分野の2024年2月期の売上規模は約130億円でほぼ国内向けだが、今後は海外市場を開拓することでさらなる成長を目指す戦略である。まずは、2025年2月期中に受注実績を作ることを目標としている。
また、需要が強いAI/DX分野を強化すべく、同社(DX分野)、リーディング・エッジ社、Idrasys及びリヴァイの4社で構成する「C&R AI/DXスタジオ」を開設しており、グループのリソースを共有することで同分野を開拓する方針だ。具体的なサービスメニューとしては、AI/DX導入サポート、AI/DXに関する教育・コンサルティング、AI/DXメディア事業、MA(Marketing Automation)運用支援などのサービスを展開する。グループの5万社を超える顧客への導入提案だけでなく、中小企業向けには無料相談窓口「DXの森」を通じて新規顧客の獲得につなげる。AI/DXにIT分野を含めた売上規模は2024年2月期で30億円弱程度とまだ小さいが、成長ポテンシャルは大きいだけに今後の動向が注目される。
(2) クリエイティブ分野(韓国)
クリエイティブ分野(韓国)の売上高は前期比7.1%減の3,300百万円、営業損失は40百万円(前期は41百万円の損失)を見込んでいたが、経営体制見直しの効果により損益面では第2四半期に黒字化を達成しており、通期でも3期振りに黒字に転じる公算が大きい。低迷していたテレビ局向け派遣の需要が若干ながらも上向きはじめたほか、損失が続いているコンテンツ事業もヒット作品の創出や開発コスト低減に取り組むことで収益化を目指す。
(3) 医療分野
医療分野の売上高は前期比7.1%増の5,800百万円、営業利益は同8.2%増の1,400百万円を計画している。ただ、構造改革に時間を要したことにより、エージェンシー事業の売上回復時期が2025年春にずれ込む公算が大きく、計画の達成は厳しい状況である。とは言え医師の紹介需要は引き続き旺盛であることに変わりなく、2026年2月期の収益は大きく回復する可能性が高いと弊社では見ている。なお、クリニック開業支援サービスについては2025年2月期中に新たに2施設の開業を予定しており、合計4施設となる。
(4) 会計・法曹分野
会計・法曹分野の売上高は前期比8.1%増の2,700百万円、営業利益は同16.8%増の200百万円と増収増益を見込んでいる。第2四半期まで続いていた成約長期化の動きは解消されつつあり、第2四半期までの遅れを下期にどの程度取り戻せるかが計画達成のカギとなる。
(5) その他事業
子会社で構成するその他事業については、売上高で前期比37.0%増の5,000百万円、営業利益で50百万円(前期は200百万円の損失)を見込む。中間期までの売上高の進捗率は49%と順調に推移しており、営業利益の黒字化達成も射程圏内と言える。売上高は前期末に子会社化したShiftallが加わることで10億円強の増収要因となり、既存事業ベースでは1割程度の増収となる。利益ベースでは、前期まで損失計上していた子会社のうち9社が黒字転換する見通しだ。
なかでも成長市場であるAI/DX分野を担うリーディング・エッジ社やIdrasys、リヴァイなどのグループシナジーが期待されるほか、VR JapanやShiftallなどXR領域で事業展開を進める子会社の動向も注目される。Shiftallでは2024年10月より超高精細8K対応で超軽量(185g未満)を実現したVRヘッドセット「MeganeX superlight 8K」(税込約25万円)の先行予約販売を開始しており、さらなる売上拡大を目指す。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MY>
ベッツのサヨナラ3ランでドジャースが激勝! タイブレークで2点差ひっくり返し無傷の4連勝
石破首相「ニコニコ」も「仏頂面」も叩かれ「中間が難しい」旧知のリンゴ“直撃”に本音ポロポロ
フリーマンが重苦しい空気を一層、今季初ヒットが同点2ラン 昨季の同僚フラーティから1発
【日本ハム】新庄監督「全てがいいんで、ようわからん」と悩んでいた開幕2戦目は超重量打線
大谷翔平、延長タイブレークの初ヒットが勝利を呼ぶ 続くベッツがサヨナラ3ランで劇的な勝利
音と光の自動開閉式ケースにも注目!ラグジュアリーシャンパーニュ「ANGEL CHAMPAGNE Vintage2008 Egg」に新色『Orange』『Purple』『Red』『Green』の発売が決定!
石破茂氏、首相就任後に“一番戸惑ったこと”明かす「周りの人は何事が起こったかと」
カブス鈴木誠也、二塁打を放ち4打数1安打、東京シリーズ8打数無安打も米開幕後2試合連続安打
【湘南】スズキ3人、オクノ2人「フルハウス完成」「実況大変」奧埜博亮が移籍後初先発
【巨人】坂本勇人がスタメン外れ中山礼都が「6番三塁」スタメン 先発は赤星優志/スタメン
堀江貴文氏、炎上ストリートピアノ騒動に“たった5文字”で反応しX賛同多数
堺正章が60歳タレントと“禁断の”共演「確かに昔干したよ」「本気でした」激白しスタジオ騒然
万引き逮捕の米田哲也容疑者を「ご親族かどなたか助けてあげられないのか」紀藤正樹氏「悲しい」
楽しんご、銭湯での男性へのわいせつ行為で逮捕された中孝介容疑者に“8文字”でずばり私見
片岡鶴太郎、息子の職業を明かすもMCの加藤浩次から「ちょっとまずくないですか?だって…」
万引き逮捕の米田哲也容疑者、缶チューハイ隠した瞬間を店員に目撃され発覚 他に惣菜10点を所持
23歳女性小学校教諭がキャバクラ副業で停職処分に 楽しんごが私見 総収入額も判明
和田アキ子、生放送で突然女性アナに「ありがとうね」一瞬スタジオがざわつく
24歳美人双子タレント、そろって超有名私大の大学院修了を発表 22年までTBS系朝番組出演
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
堀江貴文氏、炎上ストリートピアノ騒動に“たった5文字”で反応しX賛同多数
松本人志飲み会参加セクシー女優「実際に警察の方が動いて下さり起訴されています」と警告
元アイドル37歳2児のママ、出生前検査で「もっとパンツおろして…」不快な出来事に怒り
堺正章が60歳タレントと“禁断の”共演「確かに昔干したよ」「本気でした」激白しスタジオ騒然
大久保佳代子が赤面告白、風呂に入ると「したくなっちゃう」現在の対策まで明かす
万引き逮捕の米田哲也容疑者を「ご親族かどなたか助けてあげられないのか」紀藤正樹氏「悲しい」
楽しんご、銭湯での男性へのわいせつ行為で逮捕された中孝介容疑者に“8文字”でずばり私見
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
片岡鶴太郎、息子の職業を明かすもMCの加藤浩次から「ちょっとまずくないですか?だって…」

C&R社 Research Memo(5):クリエイティブ分野(日本)、医療分野、会計・法曹分野が減益に
C&R社 Research Memo(3):ゲーム、テレビ・映像等のクリエイティブ分野と医療分野で利益の大半を稼ぎ出す
クリーク・アンド・リバー社---3Q増収も、大手ゲームパブリッシャーの案件縮小や人材紹介サービスの成約長期化
CRI・MW---1Qとしては過去最大級の営業利益(前期比3.7倍)、ゲーム事業・エンタープライズ事業ともに好調に推移
C&R社 Research Memo(4):2025年2月期中間期はクリエイティブ分野(日本)、医療分野が苦戦し増収減益
CRI・MW Research Memo(6):エンタープライズ事業へのシフトをさらに進める
NexTone:今期の大幅増益予想の達成確度が高まる、株価は反転上昇へ
IC Research Memo(4):2025年9月期は、当初目標値を上回る着地を見込む
SMK Research Memo(5):2025年3月期中間期はCS事業がけん引し、増収・営業利益で黒字転換
SI Research Memo(1):ERP事業をけん引役に業績は2026年2月期以降、成長軌道に復帰する見通し