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EG Research Memo(4):2023年9月期通期は、前期比増収も収益性鈍化


*12:24JST EG Research Memo(4):2023年9月期通期は、前期比増収も収益性鈍化 ■業績動向

1. 2023年9月期通期の業績
イー・ガーディアン<6050>の2023年9月期通期の連結業績は、売上高が前期比1.3%増の11,909百万円、営業利益が同21.7%減の1,778百万円、経常利益が同21.9%減の1,806百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同27.2%減の1,229百万円と増収減益となった。

売上高に関しては、前期比で増収となったものの、通期計画(12,850百万円)の達成率では92.7%と未達となった。2022年9月期までの3年間の平均成長率が21.6%増だったのに対し、2023年9月期の年1.3%増は減速と言える。その要因としては、新型コロナウイルスワクチン関連などの中型案件の終了や既存案件の終了による売上減を新規案件の獲得でカバーできなかったことなどが挙げられる。売上が拡大した業務としては、EC・フリマサイトのカスタマーサポート業務、広告審査業務、脆弱性診断サービスやWAFなどのサイバーセキュリティ業務などがある。一方で、新型コロナウイルスワクチン関連業務など一部中型案件の減少や、ゲームサポート業務での国内市場の停滞がマイナス要因となった。

利益面では、営業利益で前期比21.7%減、通期計画(2,195百万円)の達成率でも81.0%と未達となった。アド・プロセス業務での低収益案件発生(収益率改善済み)、博多センターの新規開設による初期投資及びセンター稼働率の停滞などが減収要因となった。同社の事業特性上、センターへの投資の直後は稼働率が低くなり費用負担が大きくなる。

2023年9月末の財務指標では、自己資本比率81.0%、流動比率522.9%と安全性が極めて高い。現預金5,749百万円、有利子負債ゼロと資金(調達)余力も十分あり、今後の業界再編、M&A戦略をリードするうえで財務基盤は健全である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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