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C&GSYS Research Memo(4):2023年12月期第2四半期は29.8%の営業減益だが想定内


*12:04JST C&GSYS Research Memo(4):2023年12月期第2四半期は29.8%の営業減益だが想定内 ■業績動向

1. 2023年12月期第2四半期の業績概要
C&Gシステムズ<6633>の2023年12月期第2四半期の業績は、売上高が2,067百万円(前年同期比3.6%減)、営業利益が177百万円(同29.8%減)、経常利益が226百万円(同19.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益が135百万円(同18.2%減)となったが、ほぼ期初予想(売上高は前年同期比3.5%減の2,069百万円、営業利益は同32.5%減の170百万円)に沿った結果であった。第1四半期において営業外収益に保険解約返戻金25百万円を計上したため、経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益の利益減少割合は低くなった。

セグメント別では、CAD/CAMシステム等事業の売上高は1,791百万円(前年同期比4.9%増)、営業利益154百万円(同22.6%減)、営業利益率は8.6%(同3.1ポイント低下)となった。仕向地別では、国内CAD/CAMは、金型・部品製造向け生産・工程管理システム「AIQ」の需要が増加したほか、半導体・精密電子部品の需要増を背景に主力製品である2次元/3次元融合型CAD/CAMシステム「EXCESS-HYBRID II」の販売が堅調に推移したことから、売上高は1,524百万円(同2.4%増)となった。海外CAD/CAMは、韓国においてEV関連の需要が好調に推移したほか、ASEAN地域では営業機会の増加に伴いタイ、ベトナム等で製品販売が堅調であり売上高は267百万円(同22.1%増)となった。その一方で、営業費用がコロナ禍前の水準に戻ったことによりセグメント利益は前年同期比で減益となった。

金型製造事業の売上高は275百万円(同36.9%減)、営業利益は23百万円(同56.7%減)、営業利益率は8.4%(同3.8ポイント低下)と大幅な減収減益となった。前年同期が比較的堅調であったことに加え、この上半期は自動車市場におけるEVシフトの谷間で新機種開発が減少したことによるものだが、これは期初から予想されていたことであり、想定内であったと言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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