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東京通信G Research Memo(4):既存事業のさらなる強化と新規事業の育成により、増収増益を目指す


*12:04JST 東京通信G Research Memo(4):既存事業のさらなる強化と新規事業の育成により、増収増益を目指す ■今後の見通し

1. 2023年12月期の業績見通し
東京通信グループ<7359>の2023年12月の連結業績見通しは、売上高が6,000百万円(前期比18.3%増)、営業利益が30百万円(前期は54百万円の損失)、経常利益が10百万円(同45百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が110百万円(同265百万円の損失)、EBITDAが355百万円(前期比11.6%増)を見込んでいる。引き続き既存事業においてしっかりとキャッシュを生み出しながら、「ONW.」や「B4ND」をはじめとする新規事業へと投資することにより、新収益基盤の早期育成と業績の拡大を目指す。

セグメント別の見通しは以下のとおりとなっている。

(1) メディア事業
メディア事業の業績見通しは、売上高が3,500百万円(前期比6.9%増)、セグメント利益が330百万円(同3.0%増)である。期末に向けては、2023年12月期第1四半期に好調だった「ポイ活ソリティア」や「ラクラクソリティア」に引き続き開発リソースを重点配分しながら運用に注力していく。また、中長期的には、「ポイ活×カジュアルゲーム」に加えて、GameFi領域への参入を計画している。4,000タイトル以上のカジュアルゲームコンテンツをブロックチェーンゲームへと変換することにより、独自のGamiFi経済圏を確立していく方針だ。その他、自社コンテンツのマルチプラットフォーム展開も引き続き拡大していき、収益機会の増大を図る。

(2) プラットフォーム事業
プラットフォーム事業の業績見通しは、売上高2,200百万円(前期比23.7%増)、セグメント利益200百万円(同27.8%増)である。主力事業である電話占い「カリス」にて安定的な収益を確保しつつ、ヘルステックサービス「OWN.」と推し活×メッセージアプリ「B4ND」の立ち上げに引き続き注力していく。「OWN.」に関しては、SNSマーケティングの活用、ECショップを通じたプロテインやサプリメント等のダイエット関連商品の販売によって、新規ユーザーの獲得と収益機会の拡大に引き続き注力していく。足元では順調に会員数が拡大している。直近では「OWN.Fmilia」も創設されており、今後のユーザーのさらなる伸びが期待されるところである。また、ブランディングにも注力し、同サービスに対するユーザーの信用をさらに強固なものにしていく方針だ。その他、ユーザーがトレーニングを始める前と後を比較することができる新機能のリリースなども予定している。「B4ND」に関しては、β版をリリースしたことを受け、参画アーティストが順調に拡大している状況である。夏頃の正式リリースに向けて、引き続き営業活動に注力し、ユーザーに対する訴求力を向上させていく。

また、電話占いに関しては、2023年4月にサイバーエージェントから事業譲受した「SATORI電話占い」が2023年12月期第2四半期から業績に貢献してくることが見込まれている。

なお、その他の事業に関しては、売上高が300百万円(前期比1,316.4%増)、セグメント利益が55百万円(前期は97百万円の損失)を計画している。


2023年4月に持株会社体制への移行を完了し、成長戦略は第2段階へ。引き続き、デジタルビジネス・コングロマリットの実現を目指す
2. 中長期の成長戦略
同社は成長戦略として、短期的に「成長ストーリーの確立」、中期的に「デジタルビジネス・コングロマリットへのグループ経営移行」、長期的に「世界を代表するデジタルビジネス・コングロマリットに向けた成長戦略の構築」といったロードマップを策定している。

2023年4月には持株会社体制への移行と社名の変更を完了し、成長戦略は第2段階に入った。また、それに伴い新たなパーパス「創造によって世界中のエモーショナルを刺激する」も策定している。企業理念の下に新たに事業化するテーマを選定し、既存事業からのキャッシュを投資することによって、より良い社会の実現と持続的成長を両立させていく方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

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