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アーバネットコーポレーション---22年6月期純利益は増益、販売物件・転売物件の売却戦略を随時見直し、利益の極大化に注力


アーバネットコーポレーション<3242>は4日、2022年6月期連結決算を発表した。売上高が前期比6.4%減の196.06億円、営業利益が同4.3%減の22.22億円、経常利益が同4.6%減の19.85億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.6%増の13.14億円となった。

売上高については、当第4四半期に売上計上を予定していた一部プロジェクトについて、来期(2023年6月期)にずれ込んだこと等により期初予想数値を修正したが、各利益項目については達成することができた。この主な要因は、主に不動産事業において、ものづくりに拘り、東京23区、駅徒歩10分圏内での投資用ワンルームマンション開発・1棟販売という確固としたビジネスモデルを展開していることに加え、合理化・効率化等による経費の圧縮を進めるとともに、販売物件並びに転売物件の売却戦略を随時見直し、利益の極大化に努めた結果、売上総利益率を18.1%まで高めることができたことによる。

不動産事業の売上高は前期比6.7%減の195.38億円、セグメント利益は同4.6%減の32.52億円となった。不動産開発販売については、投資用ワンルームマンション等11棟658戸及び用地1件の売却により売上高は同7.2%減の187.89億円となった。なお、期初では12棟727戸の売上計上を予定していたが、当年度に売上計上を予定していた物件1棟69戸の引渡しがずれ込んだため、2023年6月期の売上計上予定となっている。不動産仕入販売については、中古分譲マンションの買取再販(6戸)により、売上高は同8.6%増の2.17億円となった。その他不動産事業については、不動産仲介及び不動産賃貸業等により、売上高は同12.4%増の5.32億円となった。
ホテル事業について、「ホテルアジール東京蒲田」の宿泊料等により、売上高は前期比177.5%増の0.68億円、セグメント損失は0.60億円(前期は1.13億円の損失)となった。

2023年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.0%増の200億円、営業利益が同3.5%増の23億円、経常利益が同3.2%増の20.5億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.7%増の13.5億円を見込んでいる。


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