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タメニー---22年3月期は2ケタ増収、事業構造改革や経営合理化が奏功


タメニー<6181>は13日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比25.9%増の55.74億円、営業損失が1.53億円(前期は21.76億円の損失)、経常損失が2.18億円(同20.89億円の損失)、親会社株主に帰属する当期期純損失が3.20億円(同23.16億円の損失)となった。

婚活事業の売上高は前期比3.1%減の25.83億円、営業利益は同324.4%増の8.35億円となった。主に付加価値の高い結婚相談所の運営と婚活パーティーの企画開発及び運営等を行っている。当期は、事業全体で徹底した効率化を推進し利益確保に努めた。とくに、結婚相談所では事業環境を踏まえた入会促進の戦略的抑制、拠点の統廃合及び小規模化、婚活パーティーでは運営効率化等を実施した。

カジュアルウェディング事業の売上高は前期比72.9%増の24.12億円、営業損失はのれん償却費1.52億円を計上し2.12億円(前期は10.64億円の損失)となった。近年広がりを見せるカジュアルウェディング(カジュアルな挙式披露宴、少人数挙式、会費制パーティー、フォトウェディング、結婚式二次会)のプロデュース等を行っている。当期は、顧客ニーズの変化に機動的に対応し、スマ婚シリーズ(カジュアルな挙式披露宴、少人数挙式、会費制パーティー)の施行件数が同50%増、LUMINOUS(フォトウェディング)の施行件数が同193.6%増となった。

テック事業の売上高は前期比0.3%減の1.44億円、営業利益は0.21億円(同0.23億円の損失)となった。ITやテクノロジーを活用した婚活テック等の企画開発及び提供を行っている。 当期は、婚活事業者間の相互会員紹介プラットフォームであるコネクトシップで利用機会の拡大に努め、コネクトシップ単体では売上高が前期比約2倍、営業利益が約3倍となった。なお、オンライン婚活の婚活アプリは先行投資フェーズにあること、前第3四半期に婚活サービスの運営受託事業を譲渡したことから、事業全体としては減収となり、損益面では黒字化となった。

ライフスタイル事業の売上高は前期比30.1%増の0.70億円、営業利益は0.18億円(同0.44億円の損失)となった。生活品質向上に資するサービス(保険・金融・不動産等)の提供等を推進している。当期は、保険販売でグループ送客体制強化、顧客ニーズに合わせた提案強化、取扱商品拡充で新規保険契約証券数が伸長した。

法人・自治体向け事業の売上高は前期比98.9%増の3.74億円、営業利益は同422.7%増の0.86億円となった。社員総会等の企業イベントのプロデュースや地方自治体向け婚活支援等を行っている。当期は、企業イベントのプロデュースでは商品力及び集客力強化に努め、施行件数が同78.1%増となった。また、地方自治体向け婚活支援では支援体制を拡充し、従来の婚活支援システムの提供や各種イベント・セミナーの支援に加え、新たに婚活支援センターの運営を受託した。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比16.6%増の65.00億円、営業利益が1.00億円、経常利益が0.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.50億円を見込んでいる。


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