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シンバイオ製薬---1Q売上高は157.5%増、トレアキシン(R)の自社販売へ移行により大幅な増収


シンバイオ製薬<4582>は13日、2021年12月期第1四半期(21年1月-3月)決算を発表した。売上高が前年同期比157.6%増の14.20億円、営業損失が2.10億円(前年同期は9.61億円の損失)、経常損失が2.08億円(同9.91億円の損失)、四半期純損失が2.09億円(同9.92億円の損失)となった。

当第1四半期の売上高は、トレアキシン(R)をエーザイ<4523>から自社販売に移行したこと等により大幅な増収となった。2020年末からの新型コロナ感染拡大による治療の遅延、施設訪問の規制強化が営業活動の制約となったこと等一部に悪化要因があったものの、自社販売に移行する2020年12月以前にエーザイが販売したトレアキシン(R)凍結乾燥注射剤の市中在庫が消化された影響を考慮すると、第1四半期のトレアキシン(R)の需要は堅調に推移した。第2四半期に関しては、当初自社販売化前に流通した市中在庫消化の影響は残るものの、販売全体への影響は軽微であり、2021年3月23日に承認となったr/rDLBCLの適応追加による売上増加が見込まれる。販売費及び一般管理費は、トレアキシン(R)の注射剤及びブリンシドフォビル注射剤の臨床試験費用等が発生したこと等により研究開発費として4.73億円(前年同期比8.0%増)を、自社販売体制への移行による販売費の増加を含め、その他の販売費及び一般管理費として7.47億円(前年同期比14.7%増)を計上したことから、合計で12.20億円(前年同期比12.0%増)となった。

2021年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比206.4%増の91.51億円、営業利益が13.61億円、経常利益が13.50億円、当期純利益が11.49億円とする期初計画を据え置いている。


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