クシム Research Memo（9）：2020年10月期は前期比3.5円増額の7円を計画

■クシム<2345>の株主還元策

配当については、株式の価値増加を最優先課題としつつ、経営基盤の安定と将来の事業展開に必要な内部留保の充実を勘案して利益還元を図るとともに、安定した配当を継続することを基本方針としている。2020年10月期については、前期比3.5円増額の年7.0円を計画している。また、株主優待については、毎年10月末日現在の株主名簿に記載され、かつ同年の4月末日現在の株主名簿にも、同一株主番号で記載のある、100株（1単元）以上を保有する株主に対して行われている。保有株式数に応じて内容が異なり、100株以上、500株未満でQUOカード500円相当分。500株以上、1,000株未満でQUOカード1,000円相当分。1,000株以上、2,000株未満でQUOカード1,500円相当分。2,000株以上でQUOカード2,000円相当分を贈呈する。2020年10月期の株主優待については、QUOカードの贈呈に加え、CAICAコインを贈呈する。CAICAコインは、CAICAがブロックチェーンを活用した自社トークンとして発行した暗号資産である。今回の拡充で、100株（1単元）につき10CAICAコインを贈呈する。株主へ暗号資産入手の体験を提供することで、同社のデジタル領域への挑戦に対する理解を深めることも狙いである。

（執筆：フィスコアナリスト　村瀬智一）


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