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ナノキャリア---1Q売上高若干減収も、赤字縮小。パイプラインの臨床開発推進、新規パイプラインの探索等へ積極的に取組む


ナノキャリア<4571>は12日、2021年3月期第1四半期(20年4月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比11.5%減の1.29億円、営業損失が2.13億円(前年同期は4.99億円の損失)、経常損失が2.17億円(同5.39億円の損失)、四半期純損失が2.18億円(同4.46億円の損失)となった。

主要パイプラインにおいては、臨床開発に集中。シスプラチンミセル(NC-6004)は、ライセンス先であるOrient Europharma Co., Ltd.と共同で免疫チェックポイント阻害剤(キイトルーダ)を併用した第2相臨床試験を推進中。第2a相において、良好な成績が認められており、第2b相での比較試験の準備が進んでいる。エピルビシンミセル(NC-6300)は、米国で軟部肉腫を対象に第1・2相臨床試験を実施中である。パクリタキセルミセル(NK105)は、日本を含むアジア地域を対象としたライセンス先である日本化薬<4272>から、乳がんを対象に第2相臨床試験を実施中であると発表されている。

導入パイプラインとして、経営基盤強化につながる比較的後期開発ステージにある製品の取り込みを行っている。Vascular Biogenics Ltd.から国内の開発及び販売権に関するライセンスを取得した遺伝子治療製品「VB-111」は、現在、同社が米国を中心にプラチナ抵抗性卵巣がんを対象に国際共同第3相臨床試験(OVAL試験)を実施しており、中間解析で良好な成績を発表している。これを受けて、国内を国際共同第3相臨床試験に参画させるための準備を進めている。セオリアファーマと共同開発中のENT103は、国内において中耳炎を対象とした第3相臨床試験を実施している。エイオンインターナショナルから国内販売権を取得した「Acti-PRP(血球細胞分離機)」は、不妊治療を実施する産婦人科PRP研究会の会員施設に対し「Acti-PRP」を販売し、あわせて臨床研究を実施している。


2021年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比38.9%減の3.38億円、営業損失が14.95億円、経常損失が14.96億円、当期純損失が14.90億円とする期初計画を据え置いている。




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