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SBテクノロジー---1Q売上高・各利益ともに過去最高、営業利益は22%増益


SBテクノロジー<4726>は28日、2021年3月期第1四半期(20年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比13.8%増の147.59億円、営業利益が同22.1%増の6.66億円、経常利益が同20.7%増の6.58億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同5.5%増の3.48億円となった。M&A手続き費用が一時的に発生したものの、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は第1四半期累計期間として過去最高となった。

ICTサービス事業は堅調に推移し、前年同期と比較して各ソリューションの業績は以下のとおりとなった。

ビジネスITソリューションの売上高は前年同期比48.1%増の11.32億円、限界利益は同4.3%増の3.22億円となった。注力業界と定めたグローバル製造業向けのIoTシステム開発案件が大きく伸長したほか、農林水産省向け電子申請基盤の開発案件が進捗したことにより、売上が拡大した。一方下期及び2022年3月期以降の大型案件を見据え、PoC(実証実験)など戦略投資コストが先行している。

コーポレートITソリューションの売上高は前年同期比0.8%増の36.95億円、限界利益は同20.3%増の16.48億円となった。マイクロソフト社のライセンス販売が減少したが、社会情勢を背景とした働き方改革が加速し、Microsoft Azureを利用したシステム開発、セキュリティソリューションや電子認証サービス、自社サービスであるclouXion(クラウジョン)やマネージドセキュリティサービスが伸長した。

テクニカルソリューションの売上高は前年同期比47.0%増の43.98億円、限界利益は同7.9%増の11.79億円となった。前年第3四半期より開始したソフトバンク<9434>のIT領域におけるベンダーマネジメント案件が増収を牽引した一方で、開発パートナー企業数及びパートナー人員が急拡大した影響で外注費が増加し、限界利益率は低下した。

ECソリューションの売上高は前年同期比0.3%減の55.33億円、限界利益は同4.7%増の9.11億円となった。ノートンストアのEC運営代行ビジネスにおいて仕切り値の変更があったが、フォント事業が順調に推移し、増益となった。
2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.3%増の620.00億円、営業利益が同18.6%増の36.00億円、経常利益が同18.7%増の36.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.1%増の21.00億円とする期初計画を据え置いている。




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