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コスモスイニシア Research Memo(5):ソリューション事業の好調が全体収益をけん引


■業績動向

1. 2019年3月期の業績動向
コスモスイニシア<8844>の2019年3月期の業績は、売上高104,606百万円(前期比3.7%増)、営業利益5,380百万円(同10.5%増)、経常利益5,050百万円(同15.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,562百万円(同23.5%増)となった。海外ホテル・リゾート運営事業から撤退したことで海外事業が大幅な減収減益となったが、主力のソリューション事業と工事事業が好調だったことから、5期連続の増収営業増益を達成した。また、海外事業撤退損失引当金戻入額505百万円が特別利益に計上されたことで親会社株主に帰属する当期純利益は増益幅が広がった。

レジデンシャル事業は、新築マンションの引渡戸数が414戸(前期比144戸減)にとどまった上、低採算の宅地分譲の影響で新築一戸建の売上総利益率が低下したが、新築一戸建とリノベーションマンションの引渡戸数がそれぞれ109区画(同54区画増)、234戸(同20戸増)と好調だったこと、新築マンションの売上総利益率が改善したことなどにより、減収増益となった。ソリューション事業は、不動産サブリースの転貸戸数や一棟投資用不動産の引渡棟数がそれぞれ10,158戸(同638戸増)、24棟(同4棟増)と堅調だったこと、アパートメントホテル「MIMARU」シリーズの運営を本格的に開始したことなどにより、大幅な増収増益となった。なお、不動産サブリースの転貸戸数が10,000戸を突破、「MIMARU」シリーズを本格展開するなどソリューション事業にとってメルクマールな期となったといえる。ちなみに、「MIMARU」シリーズは期中に新たに7施設が開業し、計8施設、361室となった。平均稼働率82.2%、平均客室単価25,000円、平均滞在日数2.9日と極めて順調な立ち上がりとなった。工事事業はオフィス改修工事の受注増や売上総利益率が改善して大幅な増収増益、海外事業は第1四半期にオーストラリアのホテル・リゾート運営事業から撤退したことにより大幅な減収減益となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)




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