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【実況!決算説明会】スパークス・グループ<8739>---2019年3月期2Q決算(4/4)




このコンテンツは、スパークス・グループ<8739>の2019年3月期第2四半期決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。4本に分けたコンテンツの4本目です。

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進行役:
先ほど、これからの投資家の注目していかなければならないテーマとして環境を挙げたのですが、もう一つ最近よく阿部さんは「データ」と言っています。未来創生というのは一種データに関連する投資と考えていいですか。

阿部:
AIとか、IoTとかロボット。産業革命以降、それ以前からかもしれませんが、私たちの生産性とか暮らしは、新しい道具によって、どんどん革新的に良くなっています。これから先進国中心に新しい価値を生む新しい道具のベースは、データだということなのではないでしょうか。私が最近言っているのは、データ(Data)と環境(Environment)、DとEの新しい資本主義、DEキャピタリズムの時代だと。つまり新しい効用、これまでのように数量を増やしていく経済から数量をベースに、リアルなものをベースに本当に私達にとって便利な価値を提供できる企業が、成長投資ではない環境に対する投資もしっかりしながらやっていく。
キャピタリズムが目指していた成長ということから、ちょっと離れた新しい価値の創造に着目していくべきだなということで、DとEということを言っているのです。データということはわかりやすいので。このDを代表するDの世界。つまり、バーチャル、デジタルの世界をデータの世界を代表する企業に世界中、目を配って集中的に投資をするというのがこの未来創生ファンドです。ロボットとかデータとかを先進的に取り込んでいく一番大きなデバイスは、やはり車なのです。モビリティというのはすべてを包括したコンセプト、道具です。私達が物理的に動くという中に、その動き方が、データによって制御され、さらに言えば動くことによって、環境が破壊されないようなエネルギー体系ができていくと。モビリティとデータと環境というのが一つになって、新しい社会、あえて言えば、それが、私達にとって新しい成長の概念を作っていくということでこの未来創生ファンドというのは非常に価値ある投資をするファンドだと思っています。それが1号ファンドで、まだ10年のファンドなので、正確にこういう成果が出ましたという段階ではないのですが、中間発表の段階でも、投資家の皆さんに非常に喜んでいただけいただける結果が出せていると思っています。その結果をベースにこれから2号ファンドの投資を始めていきたいと思っています。

進行役:
では最後に、もう一度最初の話に戻りまして、営業利益では減益、純利益でも減益、基礎収益では増益となっている中での株主還元というのは一体どうなるのでしょうか。

阿部:
基礎収益が確実に強化され、かなり高い率で成長しているということは、将来の収益の先行的なトレンドを示していると思っています。実際そうなのです。ですから、残念ながら、成功報酬、昨年非常に成功報酬の額が大きかったのですが、今年は昨年ほどにはならないでしょう。そういう中で、株主に還元することについては、方針として大きく変えずにやっていきたい。それはこれから、さらに成長のトレンドが維持できていると私が強く思っているからです。30年この会社を経営してきて、私なりに将来を見立てる力があると思っていますので、その考えをベースに、株主の皆さんに対して、還元をするということについては、基本的には、あまり大きな方針の変更をせずにやっていければいいというのは現状思っていることです。

進行役:
以上、この時間はスパークス・グループの、上半期決算につきまして、代表取締役CEOの阿部とともにお伝えさせていただきました。どうもありがとうございました。

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