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クオール Research Memo(2):1992年の設立以来、M& Aの積極的な活用で成長


■会社の概要

1. 沿革
クオール<3034>は1992年、現代表取締役会長兼CEOの中村勝(なかむらまさる)氏により設立された。1993年(4月)に日本橋兜町に調剤薬局第1号店を開設以来、調剤薬局店舗網の拡大を進めてきた。その傍ら、関連事業・周辺事業への進出も図り、2003年にはフェーズオン(株)を設立して治験関連(SMO=Site Management Organization、治験施設支援機関)事業に進出したほか、2008年にはクオールメディス(株)を設立して労働者派遣・紹介事業を開始した。

同社は業容拡大の有力な手法としてM&Aを積極的に行ってきた。調剤薬局の店舗網拡大に向けて中小の調剤薬局チェーンのM&Aを進めるのみならず、その関連事業・周辺事業の分野においても、第一メディカル(株)、(株)エーベル、アポプラスステーション(株)、(株)アルファームなどの各社を次々と子会社化してきた。

同社はM&Aを通じて業容を拡大する一方で、経営管理体制やガバナンスの強化にも取り組んできている。子会社について完全子会社化や本体及び中核子会社への吸収等を進め、各子会社の事業を同社の2つの事業セグメント(保険薬局事業とBPO受託事業)に沿って整理し、経営の効率化を図ってきた。さらに、2017年9月には持株会社体制に移行する計画を公表した。その目的として、グループ経営戦略推進機能の強化、意思決定の迅速化、コーポレートガバナンス強化及びグループシナジーの最大化の4つを掲げている。持株会社への移行のタイミングについては、当初は2018年4月1日を予定していたが、同じタイミングで診療報酬・薬価の改定が行われるためそれへの対応を優先することとし、持株会社体制への移行を2018年10月1日へと変更している。

証券市場には2006年4月に大阪証券取引所ヘラクレス市場に株式を上場した後、2012年12月に東京証券取引所市場第1部に指定替えとなり、現在に至っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)


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