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株式注意女子:トランプ大統領公約『1兆円規模インフラ投資』発表の時期【FISCOソーシャルレポーター】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株式注意女子氏(ブログ「株式注意情報.jp」、ツイッター:@kabushikichuiを運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年12月18日22時に執筆

12月の1週目後半、米トランプ大統領が来年初めにはインフラ投資計画の詳細を発表するとの報道を受けて、日本でもインフラ関連銘柄が上昇しています。この上昇の動きは、トランプ大統領が1兆ドル規模のインフラ投資を公約に掲げていたことから、トランプ政権発足後にも同様の動きが見られました。

そもそも、米国の道路・鉄道・空港・上下水道は老朽化が進んでいることから共和党も民主党もインフラ投資には賛成でしょう。

では何故、これまで進まなかったのかと言うと、やはり財源の問題。

上院のルールによると、法案による負担額は今後10年で1兆5000億ドル以内に収める必要があります。年内に成立すると見られている税制改革法案の最終案が公表されましたが、財源確保に関する詳細は記されていなかったようなので、現時点ではインフラ投資計画の詳細についての発表は難しいのではないかと見ています。

また、先日のアラバマ州補欠選挙で民主党が勝利したことで、来年からは民主党49議席、共和党51議席となります。民主党を納得させられる財源確保の説明が出来れば良いのですが、税制改革法案を優先した形となりますと、インフラ投資計画にすぐに着手するというのは難しいのではないでしょうか。

他にも、来年に入ると共和党は中間選挙(投票日は11月6日)に向けた動きが活発化しやすく、インフラ投資への政策に対し動きにくくなる可能性も否めません。

これらをふまえると、インフラ投資計画の詳細を発表出来るのは中間選挙辺りになるのではないかと見ています。

では、インフラ関連銘柄はと言うと、『株は期待で上がる』ことから来年の米国での決算発表が出る頃まで上がる可能性があると思います。

トランプ大統領は就任直後、『税に関する驚くべき発表を2~3週間以内にする』発言し、実際には詳細が不明なままでも株価は上昇を続けました。今回も同じだとは言いきれませんが、トランプ大統領はマーケットに期待を持たせるのが素晴らしく上手く、報道ではトランプ大統領が掲げていた公約でやっと形になったのが税制改革だとの声もありますが、期待から米国企業の動きを変え、様々な規制緩和を行うなど今年の米国マーケットの上昇の立役者であることは間違いありません。

今年も残りわずかではありますが、トランプ大統領がマーケットに期待を膨らませている『インフラ関連銘柄』には、しばらくの間、押し目買いのスタンスで望んでも良いのではないでしょうか。

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執筆者名:株式注意女子
ブログ名:株式注意情報.jp





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