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個人投資家元・社長:北米市場で更なるシェア拡大を狙いに行く東洋水産<2875>に再度注目【FISCOソーシャルレポーター


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年12月13日16時に執筆

日本を代表する食料品とも言える即席麺。そんなインスタント麺の中でも、手軽にさっと食べれるのがカップ麺ですね。

年末年始が近づくと、日清食品HD<2897>傘下の日清食品が展開するどん兵衛、東洋水産<2875>が展開する赤いきつねと緑のたぬきなど、うどん・そばの即席麺テレビCMが普段よりも多く放映されるようになります。年越しそば、年明けうどんの取り込みを狙ったマーケティング戦略の一環ですね。

本日は、俳優の武田鉄矢さんが長年イメージキャラクターを務める赤いきつねと緑のたぬきを展開する東洋水産<2875>に注目していきたいと思います。


■東洋水産<2875>の基本情報
市場:東証1部

東洋水産<2875>に関しては、当ブログにて2017年9月13日に一度取り上げているため、東洋水産<2875>の企業の歴史などは省略します。そちらの記事も是非お読み頂けますと幸いです。

さて、カップ麺と言うと、日清食品の『カップヌードル』シリーズを思い浮かべる方が多いかと思います。即席麺の国内シェアを見てみると、おおよそではありますが
・日清食品:40%
・東洋水産:20%
・サンヨー食品:12%
・明星食品:11%
という状態。明星食品は日清食品の子会社となっているので、日清食品グループだけで、50%と圧倒的な国内シェアを誇ります。

国内シェア2位に甘んじている東洋水産<2875>ですが、海外市場、特に米国市場やメキシコ市場では圧倒的な市場シェアを誇ります。しかしながら、近年では競争が激化しており、この所横ばい状態が続いていました。

そこで、東洋水産<2875>は米国テキサス州に50億円を投じ、生産能力を現在の2倍の水準に引き上げる投資を決定。この工場で生産された即席麺は、市場シェア7割を誇る米国市場のみならずメキシコ市場にも出荷されるとの事です。

さらなる海外事業での売上増を期待したいところです。



■東洋水産<2875>のチャート分析
東洋水産<2875>の日足チャートを見てみると、

・2017年8月14日の安値 3,930円
・2017年10月3日の安値 4,105円

を結んだラインが下値支持線として機能していましたが、このところは25日移動平均線がサポートラインとして機能しているように見えます。

一方の上値抵抗線は、2015年8月の高値、5,020円が意識される展開となります。

日足で見ても三角持ち合いの煮詰まりを上方向にブレイクし力強い展開が続いていますし、今月末から新年相場にかけて高値を一気に抜いてくることも十分に予想されます。

年末年始に、赤いきつねと緑のたぬきを食べながら、年明けの東洋水産<2875>の更なる株価上昇を願うのも一考かもしれません。

毎日執筆中のブログでは、チャート画像付きで株式市場で注目されているテーマ株や個別株などの分析を行っています。

「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思いますので、一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。

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執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏




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