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RIZAPグループ—--1Qは先行投資を実施し減益、2Q以降は大幅増益へ。株式分割により優待利回りは実質2倍に


RIZAPグループ<2928>は9日、2018年3月期第1四半期の連結業績を発表した。売上収益で前期比44.5%増の286.52億円、営業利益で同27.5%減の27.01億円、税引前利益で同同29.4%減の25.52億円、四半期利益で同8.4%減の24.73億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益で同18.7%減の21.67億円となった。

セグメント別では、美容・健康関連事業の売上収益は143.94億円(前年同期は76.14億円)、営業利益は7.64億円(同14.14億円)となった。アパレル関連事業の売上収益は53.55億円(同25.12億円)、営業利益は23.29億円(同1.36億円)。住関連ライフスタイル事業の売上収益は67.60億円(同71.10億円)、営業利益は1.68億円(同8.47億円)。エンターテイメント事業の売上収益は29.40億円(同27.51億円)、営業損失0.53億円(同16.06億円の利益)となった。

トップラインの大幅成長トレンドが継続しているが、なかでも美容・健康関連事業の中核であるRIZAP関連事業は、前年同期比で28%増の増収となり、売上高で過去最高を更新した。RIZAPボディメイク事業は累計会員数が8.9万人に増加。継続コース(ボディマネジメントプログラム)が好評で、平均利用金額も大幅に増加している。

第1四半期において利益面では減益となっているが、これは第2四半期以降のRIZAP関連事業の継続的な大幅成長と、グループ各社の収益性の大幅な改善に向けて、広告宣伝など30億円規模の先行集中投資を行ったため。第1四半期の営業利益は社内予算を上回る想定以上の進捗となり、第2四半期以降は大幅な増益に転じる見通しだ。

グループ会社の経営再建も目覚しい進展が業績改善から見てとれる。イデアインターナショナル<3140>が17年6月期に過去最高益を更新し、マルコ<9980>が9期ぶりに第1四半期黒字に転換、夢展望<3185>は第1四半期で初の黒字化を果たし、パスポート<7577>も第1四半期で黒字化を達成している。

2018年3月期の業績予想は、売上収益で前期比57.6%増の1502.02億円、営業利益で同27.4%増の130.10億円、税引前利益で同24.8%増の119.83億円、当期利益で同16.2%増の90.62億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同4.3%増の80.07億円を見込んでおり、直近に公表されている計画を据え置いている。

また、同日、基準日を2017年9月30日に1株を2株とする株式分割を発表。これにより優待利回りは実質2倍となる。さらに、4,000株以上および8,000株以上の優待ランクの新設を行い、100,000円相当越える高価格帯の商品の選択も可能となる。


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