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いちご Research Memo(5):財務の健全性は折り紙付き


■業績動向

2. 財務状況と経営指標
いちご<2337>の2017年2月期末の総資産残高は前期末比21,702百万円増の273,459百万円となった。主な増加は、流動資産が11,657百万円増であり、現金および預金が18,899百万円増加したことが主な要因である。固定資産では、有形固定資産の14,107百万円増が大きかった。主な減少は、販売用不動産の5,028百万円減および固定資産の中の投資有価証券4,060百万円減である。負債合計は前期末比10,424百万円増の190,015百万円となった。主な増加はノンリコースローンの16,508百万円増であり、主な減少は借入金の7,140百万円減である。

経営指標では、流動比率(1137.4%)、固定長期適合率(20.1%)など極めて安全性が高い。これは長期で借りて短期で回す好循環に起因している。自己資本比率が30%を切っているが、同社に帰属しないリスクを控除した自己資本比率では51.7%と高い数値になる。むしろ、財務レバレッジを働かせて株主価値を最大化していこうとする姿勢を評価したい。2016年8月にJPX日経インデックス400へ組み入れられ、現時点では200位以内を目指している。

また、同社の事業モデルを支える資金調達力に関して以下の強みが例示できる。いずれの指標においても、過去数年で改善をしており、また業界水準をしのぐレベルにある。

1)長期借入金の比率:94%(2017年2月末)
2)加重平均金利:1.24%(2017年2月末)
3)加重平均借入期間:10.8年(2017年2月末)
4)無担保資金の確保:290億円
5)固定金利の比率:74.6%(2017年3月末、包括的金利ヘッジ含む)

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)



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