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ブイキューブ Research Memo(6):主力のWeb会議システムの潜在市場は1,000億円規模との予想も


■市場環境、競合、強みと弱み、事業等のリスク

1. 市場規模
2000年代初頭に誕生した国内のビデオコミュニケーション市場(既存のビデオ(テレビ)会議/Web会議/音声会議のビジュアルコミュニケーション市場と、新しい動きのユニファイドコミュニケーション市場の両方を対象)は、スマートフォン、タブレット端末、クラウドの普及などを支援材料として、緩やかであるがその規模を拡大し続けている。市場調査・コンサルティング会社の(株)シード・プランニングによると、その市場規模は2012年の382億円から2016年には488億円まで成長したと推定しており、年率6.3%成長の安定成長となっている。

こうした状況下で、ブイキューブ<3681>の主力事業であるWeb会議システムの市場規模は2016年に130億円へ成長したと推定され、2012年から2016年までの平均成長率は6.5%伸び続けている。これは、Web会議システムがテレビ会議システムのように高価な設備を必要としないこと、インターネット接続環境、PCやモバイル端末(スマートフォンやタブレット)、カメラ・マイクがあれば、世界中どこからでも利用することができるなどの手軽さが受けた結果と考えらえる。加えて、テレビ会議に比べ、映像・音声の質が劣っている点に難点があったが、技術の進歩によりこれらが克服され、テレビ会議と遜色のない水準になってきたことなども成長の要因と言える。

手持ちのPC、タブレット、スマートフォンなどのアプリとして提供されている機能を使い、テレビ会議やWeb会議などと同様のコミュニケーションが可能となっており、これらの無料通信ソフトを含めたビデオコミュニケーション市場は今後も成長が続くと予想される。こうした状況下で、法人利用で見ると、クオリティとコストの費用対効果、セキュリティなどを考慮する必要があるため、高価なテレビ会議システム市場や足元急成長を遂げている無料通信ソフト市場を巻き取りながら、Web会議システム市場は成長すると予想される。このため、Web会議システムの潜在市場は依然として大きく、国内Web会議システムの市場規模は働き方改革の動きと相まって1,000億円規模へ成長すると見込まれている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)



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