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トプコン Research Memo(5):幅広い眼科領域機器の提供だけでなく、ifaの獲得で更なる成長へ


■注目すべき点3:アイケア事業

1. トプコン<7732>が対象としている市場と提供している機器
眼科に行くと複数の機器で視力検査や眼圧検査などを行うが、同社はそれらのほとんどの機器を手掛けている。同社が対象としている市場は、眼科病院や眼鏡店であり、機器の分類としては、眼科向け検査・診断機器、治療機器、電子カルテ等のITソリューション、眼鏡店向け機器などに大別される。

2. 主要な製品と特徴
主力製品は、世界初となるOCT(光干渉断層計)と眼底カメラを融合し1台で両機能を持つ3次元眼底像撮影装置「3D OCT」シリーズであり、そのシリーズの「Maestro」 は眼科医・スクリーニング市場向け、「Triton」は研究・眼科臨床市場向けに販売されている。「Maestro」は業界唯一のフルオートマティックOCTとなっており測定者の技能で検査結果が左右されず、誰でも撮れる製品。扱いやすさだけでなく、高画素で圧倒的な描写力が特徴で、解析結果レポートも詳細で見やすく、黄斑部解析モードや視神経乳頭形状解析モード等、病状に合わせて様々なレポート出力機能を充実させた高機能製品。2016年7月に米国食品医薬局(FDA)の認可も取得した。「Triton」は世界最速スキャン機能を有した次世代Swept Source方式のOCTであり、瞬時の撮影により眼球運動の影響が軽減されてより鮮明な高画質画像を取得できる製品である。また、オプションでAngiography機能の搭載が可能、蛍光造影剤を使うことなく非侵襲的に網膜血管内の血流の様子や微小血管の構造を鮮明に可視化できることで、患者への負担も軽減できる特長を持つ。「究極のオールインワンOCT」として、世界的に著名なドクターからも圧倒的な評価を得ている。「3D OCT」の市場シェアは推定30%程度。治療機器では、眼科用レーザ光凝固装置「PASCAL」シリーズは網膜疾患の治療に使用されるが、短時間に多数のスポット照射を可能としており、治療時間の短縮化によって治療時の疼痛を軽減できる。また、光学式眼軸長測定装置「ALADDIN」は、白内障手術前の検査に最適な装置である。

(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)



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