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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米高関税政策にらみ議論の行方を見極め


本日の欧米為替市場では、ドル・円は伸び悩む展開が予想される。米国トランプ政権の高関税政策に対する差し止め判決がドル高を促すが、控訴が行われる見通しから議論の行方を見極めようとするムードが広がっている。前日は米10年債利回りの上昇を受けドルがやや強含んだが、FOMC議事要旨が追加利下げに慎重だったためドル買いは限定的だった。本日、アジア市場でのドル買い・円売りによりドル・円は一時146円台に上昇。しかし、政策の行方が注目される今後の海外市場では、トランプ政権による控訴がドルの動きに影響を与える可能性がある。さらに、国内総生産(GDP)改定値の結果や財政策に対する懸念もドルの強弱に影響を与えるだろう。

*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米高関税政策にらみ議論の行方を見極め 29日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米トランプ政権の「解放の日」高関税政策に対する差し止め判決が好感され、ドル買い・円売りの見通し。ただ、トランプ政権は控訴しており、議論の行方を見極めるムードが広がる。

前日は材料が乏しいなか米10年債利回りの上昇が手がかりとなり、ややドル買いに振れた。ユーロ・ドルは1.13ドル前半から1.1280ドル台まで弱含み、ドル・円は144円付近から1円程度上値を切り上げた。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は想定通り追加利下げに慎重だったため、ドル買いは限定的。本日アジア市場で米トランプ政権の高関税政策に対する差し止めを受けドル買い・円売りに傾き、ドル・円は一時146円台に浮上した。

この後の海外市場は米高関税政策の行方が注視される。世界経済の減速に対する懸念が後退すれば世界的な株高が予想され、ドル高・円安が進むだろう。ただ、トランプ政権は直ちに控訴し、議論の行方を見極めようと動きづらい。一方、FOMC議事要旨の追加利下げへの慎重姿勢もドル買いを支えるだろう。もっとも、今晩発表の国内総生産(GDP)改定値で改めてマイナス成長が意識されればドル買いを弱める要因に。大型減税法案をめぐり財政悪化への警戒も根強い。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 加・1-3月期経常収支(10-12月期:-49.9億カナダドル)
・21:30 米・1-3月期国内総生産改定値(予想:前期比年率-0.3%、速報値:-0.3%)
・21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:23.0万件、前回22.7万件)


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