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欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米FOMC受けたドル買いも円安是正に思惑継続


8日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開が予想される。米FOMCで利下げに慎重な姿勢が示され、ドルが買われやすい状況にあるが、日米協議でのドル高・円安是正の思惑により、相場の上昇が抑制される可能性がある。 米中貿易交渉が始まる前日にドル買いが進み、ドル・円は144円付近まで上昇したが、アジア市場ではドルに利益確定売りが強まり、143円台を維持している。パウエルFRB議長の慎重な発言もあり、ドルは買い戻されやすい。米中貿易交渉や日米関税協議の動向が注目される。

*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米FOMC受けたドル買いも円安是正に思惑継続 8日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに慎重な姿勢が示され、ドル買いに振れやすい。ただ、日米協議でのドル高・円安是正の思惑は継続し、相場の上昇を抑制しそうだ。

米中両国は摩擦解消に向け9日からスイスで貿易交渉を開く予定で、前日はそれを好感したドル買いが先行。また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長はFOMC後の記者会見で政策変更に慎重な姿勢を示すと、ドル買いを強めた。ユーロ・ドルは1.1370ドル台から1.13ドルを割り込み、ドル・円は142円90銭付近から144円付近と1円超値を切り上げた。本日アジア市場はドルに利益確定売りが強まったが、ドル・円は143円台で底堅く推移した。

この後の海外市場は米金融政策を織り込む展開。パウエル氏は米トランプ政権の高関税を念頭にリスクを読み切れないとし、負の影響が強まれば緩和的な政策もあり得るとも示唆。政策決定による不透明感はいったん後退したためドル買いに振れやすいものの、トランプ氏の利下げ圧力も警戒される。一方、米中貿易交渉を見極める展開となれば、ドルは売りづらい。半面、日米関税協議に向けドル高・円安是正の思惑は根強く、円の上昇圧力で主要通貨は上値が抑えられる。

【今日の欧米市場の予定】
・20:02 英中央銀行政策金利発表(予想:4.25%、前回:4.50%)
・21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:23.0万件、前回:24.1万件)
・21:30 米・1-3月期非農業部門労働生産性速報値(予想:-0.8%、前回:+1.5%)


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