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欧米為替見通し: 「下げ渋りか、米スタグフレーションも相互関税の行方を見極め」


31日の欧米外為市場では、ドル・円が下げ渋る展開が予想されます。スタグフレーションへの懸念が強まる中、米経済指標が低調ならドル売りが進む可能性があります。前週の米コアPCE価格指数が予想を上回りインフレ再加速を示唆した一方で、米国の相互関税の動向も注視されており、これが為替市場に影響を与えるでしょう。ドル・円は150円台から149円台に軟化し、さらにドル売りが進みました。市場は今後の米国経済指標やFRB議長の発言に注目しており、スタグフレーションへの警戒感は続くと見られます。

*17:25JST 欧米為替見通し: 「下げ渋りか、米スタグフレーションも相互関税の行方を見極め」 31日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米経済指標が低調なら、スタグフレーション懸念のドル売り先行。一方、米相互関税の行方を見極める展開となり、ドル売り一巡後は過度な下げは抑制されそうだ。

前週末に発表された米コアPCE価格指数は上振れ予想より強く、インフレ再加速を示した。足元で弱い経済指標が相次ぐなか、スタグフレーションへの懸念でドル売り優勢となりユーロ・ドルは1.0760ドル台から1.0840ドル台に浮上、ドル・円は150円90銭台から149円80銭台に軟化。週明けアジア市場で米金利安を受け、ドル売り先行。また、日経平均株価は記録的な下げでリスク回避の円買いに振れ、ドル・円は149円を割り込んだ。

この後の海外市場は米国経済の行方がテーマ。今晩のシカゴ購買部協会景気指数は前回を下回る見通し。また、今週のISM製造業景況指数やJOLTS求人件数など目先の経済指標は低調な内容が予想され、スタグフレーションへの警戒感からドル売り地合いは継続しよう。今週末に発言機会を持つパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が追加利下げに慎重な姿勢を弱めるか注目される。一方、4月2日の相互関税導入を見極めるムードで、過度なドル売りを弱める可能性もあろう。

【今日の欧米市場の予定】
・21:00 南アフリカ・2月貿易収支(1月:-165億ランド)
・21:00 独・3月消費者物価指数(予想:前年比+2.2%)
・22:45 米・3月シカゴPMI(予想:45.0、2月:45.5)


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