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日経VI:上昇、トランプ関税など警戒


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が27日に前日比+0.88上昇し、21.86を記録しました。この上昇は米株式市場の主要指数の下落の影響を受け、東京市場で売りが先行し、日経225先物が下落したことによるものです。特に、トランプ政権の関税政策に対する不透明感が市場の不安要素として意識されており、それがボラティリティーの高まりを引き起こしています。日経VIは、日経平均株価が急落する時に急上昇するという特性があり、この日も市場の警戒感を反映する形で上昇しました。

*16:35JST 日経VI:上昇、トランプ関税など警戒 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は27日、前日比+0.88(上昇率4.19%)の21.86と上昇した。なお、高値は22.19、安値は21.45。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。市場では、トランプ米政権の関税政策の影響や不透明感が意識される中、今日は取引開始後も日経225先物が戻りの鈍い展開となったことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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