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NY外為:リスクオフ緩和、関税懸念受けたユーロ売りも一服、米財務長官発言受け


NY外為市場で、米財務長官の発言によりリスク警戒感が緩和された。トランプ大統領がEUへの追加関税を警告した影響でユーロが売られていたが、これは一服した様子。米国の関税措置に対抗し、EUも報復関税を発表。その中でトランプ大統領は、迅速な関税解除がなければEU産アルコール飲料に高関税を賦課すると警告していた。ベッセント財務長官は、トランプ政権の関税策が他国に対する圧力であることを明言し、最近の市場変動を懸念していないとした。また、経済の「デトックス期間」を景気後退とは見なさないと述べた。市場は米国債の下げ幅縮小、ドル買いが後退し、ドル・円は148円近辺に、ユーロ・ドルは反発し、ユーロ・円も下げ止まるなど、為替市場で落ち着きを取り戻した。

*23:55JST NY外為:リスクオフ緩和、関税懸念受けたユーロ売りも一服、米財務長官発言受け NY外為市場では米財務長官発言を受けて、リスク警戒感が緩和した。トランプ大統領が警告したEUへの関税懸念を受けたユーロ売りも一段落。

米国による鉄鋼、アルミニウムの輸入に対する25%関税発動を受け、欧州連合(EU)は米国ウィスキーに対する50%関税を含め米国製品260億ユーロ相当に報復関税を発表した。これを受けて、トランプ大統領は、もし速やかに関税を解除しなければ米国はまもなくEU産のワイン、シャンペーンなどのアルコール飲料に200%関税を賦課するとソーシャルメディアで警告。ユーロ売り圧力となった。ベッセント財務長官はインタビューで、トランプ政権が警告している関税策は相手国が米国に対して賦課している関税を解除させることが目的と言及。また、最近の市場の変動も懸念しないと述べた。また、経済のデトックス期間にあることは必ずしも景気後退入りを示唆するものではないと明確化した。

米国債も下げ幅を縮小。ドル買いも後退し、ドル・円は148円38銭の高値から148円00銭前後に反落。ユーロ・ドルは1.0823ドルの安値から1.0860ドルまで反発。ユーロ・円は160円36銭まで下落後、160円66銭で下げ止まった。

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