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今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きを保つ可能性


ドル・円は依然として堅調に推移しており、米長期金利の上昇がドルの強さを支えている。11月の消費者物価指数(CPI)が市場予想通りの結果だったことから、米連邦公開市場委員会(FOMC)の追加利下げが見込まれている。家賃の上昇ペースの鈍化が利下げを後押しすると考えられているが、一方でインフレの高止まりが市場で意識されている。このような中で、今後のFOMCの見通し次第では、主要通貨に対するドル買いが強まる可能性がある。為替の動きは、こうした経済指標および政策決定の影響を受ける状況が続く。

*08:53JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きを保つ可能性 11日のドル・円は、東京市場では151円96銭から151円42銭まで下落。欧米市場では151円02銭まで下げた後、一時152円82銭まで上昇し、152円47銭で取引終了。本日12日のドル・円は主に152円台で推移か。米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きを保つ可能性がある。

米労働省が12月11日発表した11月消費者物価指数(CPI)は、前年比+2.7%、同コア指数は前年比+3.3%となった。伸び率は市場予想と一致し、来週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で追加利下げが決定される見通しとなった。家賃上昇ペースが鈍化しつつあることが追加利下げを後押しするとみられる。ただ、市場参加者の間ではインフレの高止まりも意識されており、2025年のインフレや政策金利の見通しについては予断を許さない状況となった。9月時点との比較でFOMC予測が上方改定されていた場合、主要通貨に対するドル買いが強まる可能性がある。


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