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今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに強まる可能性は低い見通し


ユーロは過去数年で大幅な変動を見せてきました。ユーロ・ドルは2018年に1.2537ドルまで上昇しましたが、その後0.9536ドルまで下落し、2024年には1.1ドル台を回復しました。また、ユーロ・円はEU離脱の影響で一時的に109円57銭まで急落した後、137円50銭まで回復、さらに2024年には175円16銭に達しました。しかし、市場はすぐにリスク選好的なユーロ買い・円売りに向かうことは難しそうです。ユーロ売り要因としては、ECBが2025年も利下げを継続する可能性や、日銀の追加利上げの可能性、欧米とロシアの対立の悪化が挙げられます。一方で、ユーロ買いの要因として、ECB政策金利の大幅低下の見方が後退していることや、日銀が利上げを急がない方針、主要国の株高が挙げられます。

*08:26JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに強まる可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行を受けて175円16銭(2024/7/10)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)は2025年も利下げを行う可能性が高いこと、欧米とロシアの対立はしばらく続くことから、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに強まる可能性は低いとみられる。

【ユーロ売り要因】
・ECBは2025年も利下げを継続する可能性
・日本銀行による12月追加利上げの可能性残る
・欧米とロシアの対立深まる

【ユーロ買い要因】
・ECBの政策金利が大幅に低下するとの見方は後退
・日本銀行は利上げを急がない方針
・主要国の株高


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