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日経VI:大幅に上昇、株価大幅高だが警戒感緩まず


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は3日に22.84まで大幅上昇した。これは前日比+4.12ポイント、上昇率22.01%であり、高値23.45、安値21.23を記録した。東京市場では日経225先物が上昇して始まるなど買いが先行したが、日銀が今後の金融政策会合での追加利上げを行う可能性や円高・ドル安の進行が警戒要因となり、市場心理が不安定な状態にある。このため、株価が大幅に高騰したにもかかわらず、ボラティリティーへの警戒感を反映して日経VIは上昇した。日経VIは、日経平均株価の将来1か月間の変動を示す指数で、株価急落時に急上昇することが多く、逆相関の関係にある。通常、急上昇の後は20〜30のレンジに戻る傾向がある。

*16:35JST 日経VI:大幅に上昇、株価大幅高だが警戒感緩まず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は3日、前日比+4.12(上昇率22.01%)の22.84と大幅に上昇した。なお、高値は23.45、安値は21.23。今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場では、日銀が12月18-19日に開く金融政策決定会合で追加利上げに踏み切るとの見方が強まっていることに加え、円高・ドル安進行に対する警戒感が意識され、市場心理は悪化しやすくなっている。こうした中、今日は取引開始後に株価が大幅高となったが、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和せず、日経VIは昨日の水準を大幅に上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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