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日経平均VIは低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は23.62に低下し、市場の警戒感は大きく広がらなかった。米市場が休場の影響で手掛かり材料に乏しい中での東京市場の動きで、円高・株安への警戒感があったが、日経平均が38000円近辺で下げ止まり、下値の堅さが確認された。これにより、VIは前日の水準を下回り、市場は比較的安定した状態を維持している。日経VIは市場が期待する日経平均株価の変動性を表し、通常は日経平均株価と逆相関の関係にある。

*14:07JST 日経平均VIは低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.45(低下率1.87%)の23.62と低下している。なお、今日ここまでの高値は24.68、安値は22.83。

昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。外為市場で円高・ドル安方向への動きとなったことから、円高・株安が警戒された。一方、現物の日経平均が下値支持線として意識される38000円近辺で下げ止まり、下値は堅いとの見方が強まり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは大きく広がらず、日経VIは概ね昨日の水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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