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日経VI:大幅に上昇、米トランプ次期政権の政策や円高など警戒


日経平均のボラティリティーを示す日経VIが、27日に前日比+2.18(上昇率10.50%)の22.95まで上昇しました。この上昇は、米国のトランプ次期政権の政策に対する警戒感と、為替市場での円高・ドル安の影響を受けたものとされています。また、米国で発表予定の10月の個人所得・消費支出(PCE)価格指数への警戒感も影響しています。これらにより、東京市場の株価が下落し、日経225先物も軟調に推移しました。日経VIは、日経平均株価が急落すると急上昇する傾向があり、今回もその動きが見られました。

*16:35JST 日経VI:大幅に上昇、米トランプ次期政権の政策や円高など警戒 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は27日、前日比+2.18(上昇率10.50%)の22.95と大幅に上昇した。なお、高値は25.54、安値は22.95。今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。引き続き米トランプ次期政権の政策への警戒感があることに加え、外為市場でやや円高・ドル安方向に振れたことが株価の重しとなった。また、今晩米国で発表される10月の米個人所得・個人消費支出(PCE)価格指数への警戒感も意識される中、今日は取引開始後も日経225先物が上値が重く軟調な展開となったことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは昨日の水準を大幅に上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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