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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米トランプ関税に警戒もドル買い継続


欧米為替市場では、ドル・円は下落しづらい展開が予想されます。トランプ次期大統領が主要貿易相手国に関税を課すと表明し、円買いが先行しています。しかし、米金融政策の緩和後退観測からドル買いが続くと見られます。前日はドル売りが優勢でしたが、その後の好経済指標の発表により、ドル買いが再び活発化しました。今後のドル・円相場は、米国の関税政策の影響を注視する展開となりそうです。強い経済指標や政策への期待から、ドル買い基調に変化はないとみられ、FOMC議事要旨の発表内容次第では、利下げ縮小予測でドル買いが進む可能性があります。

*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米トランプ関税に警戒もドル買い継続 26日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。トランプ米次期大統領が主要貿易相手国に対する関税措置を正式に表明し、世界経済の収縮を警戒した円買いが先行。ただ、米金融緩和後退の思惑からドル買い地合いは継続しそうだ。

前日は米トランプ次期政権の財務長官人事でドル売りが先行したが、その後は足元の堅調な経済指標を受け、良好な景況感によるドル買いが優勢に。一方、ユーロ圏経済の不透明感でユーロ売りが再開しユーロ・ドルは1.04ドル台でもみ合い、ドル・円は154円台をおおむね維持。本日アジア市場は米次期政権による中国に対する関税措置が正式に公表され、円買い先行により154円半ばから153円後半に一時値を下げた。

この後の海外市場は米国の関税政策による世界経済への影響を見極める展開に。中国やカナダ、メキシコに加えユーロ圏との関係悪化も予想され、主要通貨は売り先行の見通し。一方、強い経済指標や次期政権の政策運営への期待感から、ドル買いの地合いに変わりはない。今晩公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で目先の追加利下げにそれほど前向きでなければ、ハト派的な政策の後退を見込んだドル買いが強まるとみる。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・11月IFO企業景況感指数(予想:86.8、10月:86.5)
・22:30 米・10月シカゴ連銀全米活動指数(9月:-0.28)
・24:30 米・11月ダラス連銀製造業活動指数(予想:-1.8、10月:-3.0)


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