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11月22日のNY為替概況


11月22日のニューヨーク外為市場では、ドルは米長期金利の低下を受け一時売りが優勢となったが、11月サービス業PMI速報値が上方修正されドル買いが再び強まりました。一方で11月ミシガン大学消費者信頼感指数の下方修正がドル買いを抑えるも、長期期待インフレ率の上昇がドルを支えました。ユーロはドイツの11月サービス業PMIが予想以上に下落し、ECBの利下げ観測が高まったため売られました。ポンドは英国の10月小売売上高と製造業PMIが低調で下落。ドル・スイスは上昇しました。

*04:59JST 11月22日のNY為替概況 22日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円20銭まで下落後、155円02銭まで上昇し、引けた。

米長期金利の低下に伴いドル売りが優勢となったのち、米11月サービス業PMI速報値が予想外に上方修正されたためドル買いに転じた。11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に下方修正されたためドル買いが後退したものの、同指数の長期期待インフレ率が予想外に上昇したため底堅く推移した。

ユーロ・ドルは1.0435ドルから1.0392ドルまで下落し、引けた。

ドイツの11月サービス業PMI速報値が予想外に2月来の活動縮小域に落ち込んだほか、ユーロ圏の11月サービス業PMI速報値も1月来で最低となる冴えない結果を受けた欧州中央銀行(ECB)の大幅利下げを織り込むユーロ売りが続いた。

ユーロ・円は、160円72銭から161円33銭まで上昇した。

ポンド・ドルは1.2537ドルから1.2507ドルへ下落した。

英国の10月小売売上高が6月来のマイナスに落ち込んだほか、11月製造業PMI速報値は予想外に2カ月連続で活動縮小となった低調な結果を嫌気しポンド売りに拍車がかかった。

ドル・スイスは0.8903フランから0.8957フランまで上昇した。

【経済指標】
・米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:71.8(予想:73.9、速報値:73.0)
・米・11月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:2.6%(予想:2.7%、速報値:2.6%)
・米・11月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:3.2%(予想:3.1%、速報値:3.1%)
・米・11月製造業PMI速報値:48.8(予想:48.9、10月:48.5)
・米・11月サービス業PMI速報値:57.0(予想:55.0、10月:55.0)
・米・11月総合PMI速報値:55.3(予想:54.3、10月:54.1)

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