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米国株見通し:底堅い値動きか、テスラ決算に思惑


21日の米株式市場は混乱を見せた。S&P500とナスダック100先物が値を落とし、特にナスダックが軟調だった。FRBが大幅利下げに慎重な姿勢を示し、金利の上昇が懸念され利益確定の売りが出やすい状況が続いている。その一方で、前回の市場ではナスダックが終盤に回復し、緩和政策の継続期待もあり、底堅い値動きが見られる可能性がある。22日の市場ではテスラの決算が注目されており、それによってハイテク株に思惑的な動きが出る可能性が高い。中国の景気刺激策が関連銘柄を支える要因として取り沙汰されている。

*13:51JST 米国株見通し:底堅い値動きか、テスラ決算に思惑 (13時30分現在)

S&P500先物      5,896.25(0.00)
ナスダック100先物  20,473.00(-46.50)


米株式先物市場でS&P500先物は変わらず、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は57ドル安。米金利は強含み、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


21日の主要3指数はまちまち。ナスダックは終盤に持ち直したが、S&Pは続落、ダウは344ドル安の42931ドルと4日ぶりにマイナスへ沈んだ。連邦準備制度理事会(FRB)は大幅利下げに慎重との見方から金利高に振れ、序盤から売り圧力に押された。ゴールドマン・サックス証券など好業績銘柄に利益確定や持ち高調整の売りが出やすく、指数を押し下げた。ただ、緩和的な政策方針の継続も見込まれ過度な下げを抑制した。


本日は底堅い値動きか。手がかりが乏しく、全般的に動意の薄い展開となりそうだ。次回11月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げ見送りの観測が高まり、長期金利の上昇が続けば売り優勢に。ただ、引き続き決算発表が注目され、明日のテスラをにらみハイテクに思惑的な売り買いが交錯する可能性もある。また、足元で中国政府が財政支援や利下げなど景気のテコ入れに乗り出し、関連銘柄が指数の過度な下げを抑えるだろう。


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