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米国株見通し:下げ渋りか、来週の政策決定を見極め


*13:27JST 米国株見通し:下げ渋りか、来週の政策決定を見極め (13時20分現在)

S&P500先物      5,567.00(+5.75)
ナスダック100先物  19,301.75(+30.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は27ドル高。米金利は伸び悩み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


11日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは終盤にプラスへ転じ続伸、ダウは一時700ドル安も切り返し124ドル高の40861ドルで引けた。この日発表された消費者物価指数(CPI)は想定ほど悪化せず、連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げ期待後退による売りが先行。ただ、大統領選に向けた10日の候補者討論会で不透明感により取引は慎重だったが、割安感の目立つ主力ハイテクへの買戻しが相場を押し上げた。


本日は下げ渋りか。今晩発表の生産者物価指数(PPI)は前日のCPIと同様に鈍化は限定的とみられ、大幅利下げ期待の後退による売りは抑制されそうだ。一方、欧州中銀(ECB)は理事会で追加利下げの公算で、連邦公開市場委員会(FOMC)での金融緩和を織り込む動きが予想される。足元で割安感のあるハイテクへの買戻しが続けば、指数を支える見通し。ただ、材料難のなか来週の政策決定を見極めようと、動意の薄い展開とみる。


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