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日経平均は500円安から一時プラスに転じる場面も【クロージング】


*16:03JST 日経平均は500円安から一時プラスに転じる場面も【クロージング】 12日の日経平均は小幅続落。22.98円安の38797.51円(出来高概算18億2000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株への売りが続いたことから、東京市場でも値がさハイテク株を中心に売りが先行。日経平均は前場中盤には38271.38円まで下押しした。ただ、2月の米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいところではあるが、38500円水準を下回ると押し目狙いの買いが強まり、大引けにかけては戻り歩調から日経平均は一時プラスに転じる場面も見られた。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、パルプ紙、ガラス土石、繊維製品、石油石炭など16業種が上昇。一方、銀行、保険、卸売、精密機器など17業種が下落した、指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>が堅調だった半面、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、中外薬<4519>が軟調だった。

前日の米国市場はNYダウが上昇したものの、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズなどハイテク株中心に売られたことが響き、東京市場は売り優勢の展開から始まった。また、日銀の大規模な金融緩和政策の修正に対する思惑が強まったほか、「日銀は今春闘での賃上げ率が昨年を大きく上回ればマイナス金利を3月にも解除する」などと複数のメディアが報じたこともあって、日経平均の下げ幅は一時500円を超えた。ただ、前場中盤にかけては、朝安のアドバンテスなど半導体関連株の一角がプラスに転じたほか、為替相場が1ドル=147円台へと円高が一服していることもあり、押し目を狙った買いにその後は下げ渋っていた。

日経平均は連日の下げとなったが、マイナス金利解除による下落を織り込む側面もあり、来週の金融政策決定会合待ちだろう。また、注目の米CPIについては、1月に続いて市場予想に比べ上振れリスクが意識されるなか、金融市場にも動揺が走る可能性があるとの指摘が多く、結果に注目が集まっている。


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