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米国株見通し:伸び悩みか、中東情勢や金融の業績を注視


*12:53JST 米国株見通し:伸び悩みか、中東情勢や金融の業績を注視 (12時30分現在)

S&P500先物      4,799.50(-17.00)
ナスダック100先物  16,895.25(-74.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は110ドル安。長期金利は上昇し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


12日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは前日終値付近でもみ合いプラスで引けたが、ダウは118ドル安の37592ドルと3日ぶりに反落した。この日発表された生産者物価指数(PPI)は予想より弱い内容となり、連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げを期待した買いが先行。ただ、企業決算で金融の業績悪化が示され買いは後退。また、英米軍による武装組織フーシ派への攻撃を受け週末に向け手仕舞う動きがみられた。


本日は伸び悩みか。前週発表されたインフレ指標は伸びの鈍化が鮮明になり、早期利下げを見込んだ買いが入りやすい地合いに変わりはない。今晩のウオラーFRB理事が引き締め継続に慎重姿勢を堅持すれば、金利安を背景とした買いが入りやすい。ただ、中東情勢の不透明感で、リスクオフのムードにより売りが強まる可能性もあろう。一方、企業決算が本格化し、金融セクターの業績が市場の期待を下回れば指数を押し下げるだろう。



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