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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、150円台浮上もドルに売り圧力


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、150円台浮上もドルに売り圧力 13日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化観測でドル買い継続。中東情勢の不安定化でドル選好地合いに。ただ、150円台はドル売り圧力が強まり、一段の上昇は抑制されそうだ。

前日発表された米消費者物価指数(CPI)は総合が予想を上回ったほかコア指数も底堅く、インフレ高止まりを裏付け金融引き締めを正当化。その後の30年国債の入札が不調だったため長期金利は一段高となり、ドル買い優勢に。ユーロ・ドルは1.0520ドル台に軟化、ドル・円は149円80銭台に値を切り上げた。本日アジア市場で米金利の上げ渋りによりドル買いは一服したが、金融政策をにらみドルは下げづらい。

この後の海外市場は引き続き米金利を注視。今週のインフレ指標は予想外に堅調だったが、次回連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利据え置きの予想が高まっている。今晩のミシガン大学消費者信頼感指数の伸びが鈍化すれば金利高は一服し、ドル買いは後退しよう。一方、中東情勢の不透明感で安全通貨買いに振れやすく、週末に向けドル選好地合いに。ただ、ドル・円は150円付近で強い売りが観測され、
上値は重そうだ。


【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・8月鉱工業生産(前月比予想:+0.1%、7月:-1.1%)
・21:30 米・9月輸入物価指数(前月比予想:+0.5%、8月:+0.5%)
・22:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁オンライン講演(23年経済見通し)
・23:00 米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:67.1、9月:68.1)


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