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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米FRB議長の引き締め姿勢に期待


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米FRB議長の引き締め姿勢に期待 23日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米長期金利の低下が続けば、前日同様にドル売り先行。ただ、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は週末の講演で引き締め姿勢を継続するとの思惑で、ドル売りは後退しそうだ。

前日の取引は欧米の長期金利が手がかり。ドイツなどの金利安でユーロ売りが先行したが、米金利も軟調となり、米10年債利回りは低下。それを背景にドル売りが強まり、主要通貨を支えた。ユーロ・ドルは1.0830ドルまで下落後は下げ渋り、ドル・円は146円10銭台に浮上後は145円後半に失速した。本日アジア市場でも米金利の低下でドル売りが続いたが、日経平均株価の反発により円売りがドルを下支えした。

この後の海外市場は今週後半の重要イベントにらみの展開。今晩の米PMIは製造業が節目の50を下回るものの、前回からは改善し、サービス業はほぼ前回並みの見通し。想定に沿った内容なら、金融引き締め方針を後押しし、金利高・ドル高の要因になりやすい。一方、パウエル議長の講演では、インフレ抑止に前向きなスタンスが維持されるとの見方から全般的にドルは売りづらい。ドル・円は下値の堅さが意識されよう。

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・8月製造業PMI速報値(予想:42.7、7月:42.7)
・17:00 ユーロ圏・8月サービス業PMI速報値(予想:50.5、7月:50.9)
・17:30 英・8月製造業PMI速報値(予想:45.0、7月:45.3)
・17:30 英・8月サービス業PMI速報値(予想:51.0、7月:51.5)
・21:30 カナダ・6月小売売上高(前月比予想:0.0%、5月:+0.2%)
・22:45 米・8月製造業PMI速報値(予想:49.0、7月:49.0)
・22:45 米・8月サービス業PMI速報値(予想:52.0、7月:52.3)
・23:00 米・7月新築住宅販売件数(予想:70.4万戸、6月:69.7万戸)
・23:00 ユーロ圏・8月消費者信頼感指数速報値(予想:-14.5、7月:-15.1)



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