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今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大の思惑でドルは下げ渋る可能性


*08:24JST 今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大の思惑でドルは下げ渋る可能性 19日のドル・円は、東京市場では138円77銭から139円68銭まで反発。欧米市場では139円39銭まで売られた後、一時139円99銭まで反発し、139円65銭で取引終了。本日20日のドル・円は主に139円台で推移か。日米金利差拡大の思惑は消えていないため、目先的にドルは下げ渋る可能性がある。

7月27-28日開催の日本銀行金融政策決定会合では、現行の金融緩和策を維持することが決まる公算が大きい。植田日銀総裁は7月18日、「日本銀行が目指す持続的・安定的な2%の物価目標実現には距離がある」、「距離があるとの認識に変化がなければ、粘り強く金融緩和を続ける姿勢も変わらない」と発言しており、この発言を受けてリスク選好的なドル買い・円売りが再び優勢となった。

ただ、市場参加者の間からは「物価動向次第で金融政策の修正が検討される可能性は高い」との声が聞かれている。米国では7月の追加利上げが確実視されているが、インフレ緩和の兆候が確認されており、9月以降の金融政策見通しは不透明。そのため、日米金利差の拡大を意識した米ドル買い・円売りがさらに強まる可能性については懐疑的な見方も出ている。


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