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米国株見通し:下げ渋りか、雇用統計受け過度な売りは後退


*13:41JST 米国株見通し:下げ渋りか、雇用統計受け過度な売りは後退 (13時30分現在)

S&P500先物      4,443.50(-3.50)
ナスダック100先物  15,225.50(-12.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル安。長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


6日の主要3指数は続落。序盤の大幅安からやや持ち直したが、ダウは366ドル安の33922ドルと34000ドルを割り込んだ。この日発表された新規失業保険申請件数とJOLTS求人件数は低調な内容に。ただ、雇用関連統計は民間部門雇用者数が予想の2倍超となったほか、ISM非製造業景況指数も堅調で連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ再開の観測を押し上げた。それを受けた長期金利の上昇で幅広く売られ、指数を押し下げる展開となった。


本日は下げ渋りか。今晩の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比+22.5万人(5月は+33.9万人)、失業率は3.6%(同3.7%)、平均時給は前年比予想+4.2%(同+4.3%)と予想されている。失業率の改善のほかインフレ圧力が弱まれば、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け引き締め再開の観測は一服。長期金利の低下によりハイテクをはじめ買戻しが先行しよう。前日大幅安の反動で、割安感の生じた銘柄の買いが相場を支える可能性がある。


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