日経VI：小幅に上昇、株価下落するも警戒感は大きくは広がらず

*16:05JST 日経VI：小幅に上昇、株価下落するも警戒感は大きくは広がらず 日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は22日、前日比＋0.01（上昇率0.05％）の20.24と小幅に上昇した。なお、高値は20.67、安値は19.53。今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。東京市場は高値警戒感が継続しており、今日は取引開始時点で株価が下落したことから、警戒感がやや緩み、日経VIは低下して始まった。市場では、高値警戒感の一方で、株価急落も警戒され、午後に日経225先物が下げ幅を広げると、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは広がり、日経VIは上昇に転じた。ただ、市場では今日の株価下落は健全なスピード調整との見方もあり、警戒感が大きく広がることはなく、日経VIはわずかに上昇した水準で終了した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っています。

＜SK＞