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利食い売りと買い遅れた向きからの押し目買いなどが交錯【クロージング】


*16:06JST 利食い売りと買い遅れた向きからの押し目買いなどが交錯【クロージング】 12日の日経平均は続伸。168.83円高の32434.00円(出来高概算11億6000万株)で取引を終えた。前週末の米国株の上昇や外国人投資家の日本株再評価の動きが続くことへの期待から幅広い銘柄に買いが先行。日経平均は前場終盤に32517.68円まで上げ幅を広げた。ただし、今週は日米欧の金融政策決定会合が開かれるなど重要イベントが目白押しで、目先の利益を確保する売りが後場取引開始後に膨らみ、32280.54円まで急速に伸び悩む場面もあった。しかし、積極的に売り込む流れにはならず、再び切り返すと32400円台での堅調展開が続いた。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、精密機器、医薬品、パルプ紙、繊維製品など23業種が上昇。一方、海運、銀行、鉱業など10業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、第一三共<4568>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、京セラ<6971>、ダイキン<6367>が軟調だった。

前週末の米国市場がハイテク関連株中心に買われた流れを受け、東京市場も半導体や電子部品関連株などを中心に値を上げる銘柄が増加した。また、コロナ禍からの経済活動の正常化などによるデフレからの脱却、東証の資本政策改善要請などを受け、企業の自社株買いの活発化も相場の支援材料と考える向きが多く、投資家心理の改善が続いている。政府が「次元の異なる少子化対策」の内容をまとめた「こども未来戦略方針」をあす13日に閣議決定する見通しとなったことも政策期待を高める要因となった。

ただし、金融政策の結果を見極めたいとの思惑かなどから一進一退の動きを強いられることになりそうで、目先的には高値警戒感による利食い売りと買い遅れた向きからの押し目買いなどが交錯し32500円を中心としたレンジ内の動きとなることが予想される。FOMCでは、利上げ見送りがコンセンサスとなっているが、市場の関心はドットチャート動向だ。あと何回の利上げをFOMCメンバーが想定しているのかによっては、波乱展開もあり得るだけに警戒が必要だろう。

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