後場に注目すべき3つのポイント~雇用削減の波は半導体企業までに広がる
・日経平均は5日ぶり小反落、雇用削減の波は半導体企業までに広がる
・ドル・円は小じっかり、米金利の下げ渋りで
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■日経平均は5日ぶり小反落、雇用削減の波は半導体企業までに広がる
日経平均は5日ぶり小反落。33.91円安の27361.10円(出来高概算5億715万株)で前場の取引を終えている。
25日の米株式市場でダウ平均は9.88ドル高(+0.02%)と小幅に4日続伸。ボーイングやマイクロソフトの冴えない決算を失望した売りが先行し、大幅下落で始まった。ただ、カナダ中銀が予想通り利上げを決定後、次回会合で金利を据え置く可能性を示唆すると、米国内の金利ピークアウト期待も強まり、売りが後退。また、今週発表が予定されている重要経済指標や今月末に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を前にした買い戻しが強まり、終盤にダウ平均はプラス圏に浮上。ナスダック総合指数も下げをほぼ帳消しにし、−0.18%と小幅続落にとどまった。引け味のよかった米株市場を引き継いで、日経平均は49.63円高からスタート。しかし、寄り付き直後から失速すると、半導体などハイテクを中心とした売りが重しとなり、早々にマイナスに転じると、その後も軟調な推移が続いた。
個別では、米半導体企業ラム・リサーチの低調な決算を受け、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が大きく下落。ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、村田製<6981>、イビデン<4062>などハイテク株も総じて軟調。前日に大幅反発した海運が再び大きく売られており、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>が揃って大幅安。富士通ゼネラル<6755>は決算が市場予想に未達で売り優勢。インソース<6200>は堅調な決算ながらも四半期ベースでの増益率鈍化などにより、短期的な出尽くし感が先行して下落。東証スタンダード市場では業績予想を下方修正したテクノホライゾン<6629>が急落している。
一方、ソフトバンクG<9984>、OLC<4661>、HOYA<7741>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>など値がさ株の一角が堅調。メルカリ<4385>、ベイカレント<6532>のグロース株の一部も買われている。ほか、三菱重<7011>、川崎重<7012>、IHI<7013>の原発・防衛関連、JAL<9201>、資生堂<4911>、コーセー<4922>、パンパシHD<7532>、高島屋<8233>などのリオープン関連が堅調。日置電機<6866>、信越ポリマー<7970>はそれぞれ決算が好感されて大幅に上昇。関西ペイント<4613>と住友大阪セメント<5232>は証券会社のレーティング格上げを材料に買われた。サイバー<4751>は、決算は冴えなかった一方、株主優待の拡充が下支え要因となり、上昇に転じた。東証スタンダード市場では業績予想を上方修正した日パレット<4690>、日ギア<6356>がそれぞれ急伸している。
セクターでは海運、銀行、電気機器が下落率上位となった一方、精密機器、不動産、その他製品が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は41%となっている。
前日の米株式市場はまちまちだったとはいえ、寄り付き直後の大幅安をほぼ帳消しにするなど、引け味は悪くなかった。米マイクロソフトの決算はクラウド事業の成長鈍化に加えて今後の慎重な見通しが示されるなど、内容は総じて良くなかっただけに、こうした動きには意外感もあり、地合い自体は悪くないように見受けられる。
しかし、前日の当欄で紹介した半導体企業のテキサス・インスツルメンツや化学・素材メーカーのスリーエムの決算も含め、これまでの米主要企業の決算は低調なものが目立つ。前日発表された半導体企業ラム・リサーチの決算も良くなかった。10−12月期の売上高と一株当たり利益(EPS)は予想を上回ったものの、1−3月期見通しは売上高及びEPSともに予想を大幅に下回った。
同社は全てのセグメントにおける顧客が警鐘を鳴らしているとし、特にメモリー市場が厳しいとの見解を示した。NANDとDRAMの顧客先は設備投資を減らしている最中であり、過剰な在庫をバランスさせるために設備稼働率も落としているという。さらに、中国への半導体輸出規制が更なる向かい風になっていると注意を促した。
一方、同じく前日に決算を発表した極端紫外線(EUV)露光装置で世界シェアを独占する蘭ASMLホールディングは、先端半導体製造装置への強い需要を背景に、市場予想を上回る1−3月期見通しを示した。ただ、同社も中国に対する半導体規制が業界のコスト上昇につながる恐れがあると警告している。
他方、米電気自動車テスラの10−12月期売上高とEPSは揃って市場予想を上回った。競争環境の激化を背景に相次ぐ値引きを強いられており、利益率は大きく低下しているが、マスク最高経営責任者(CEO)は「価格改定により、1月の需要は生産台数の約2倍に及ぶ」と言及、総合的にはある程度の安心感を誘う内容と捉えられているようだ。
しかし、先行き警戒感が依然として拭えない状況は続く。マイクロソフトやアルファベットといった大型IT企業から、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどの大手金融まで、多くの米企業が大規模な雇用削減を行っている。それだけ、先行きの景気が危ういと見ている証拠であり、こうした動向を今の株式市場が正確に反映できているとは考えにくい。
前日はIBM も全体の1.5%にあたる約3900人の従業員を削減する方針を示したほか、ラム・リサーチも1−3月期の間に1300人の人員削減を行うと発表した。半導体企業は今年後半からの市況回復を期待する声があり、最近の株価上昇も拠り所にすでに底入れしたと捉える向きもいるようだ。しかし、年後半からの市況回復の確度が高いのだとすれば、1−3月期のタイミングで人員削減を行うラム・リサーチの今回の決定はやや不可解な印象を受ける。半導体市況は市場関係者が抱くほど楽観的な状況でなく、想定以上にさらに深刻なものなのかもしれない。
業界代表の東エレク<8035>の株価チャートをみると、24日の上ヒゲを伴った陰線安値引けを直近ピークに再び下落しており、200日線と52週線に見事なまでに上値を抑えられている。今年の相場テーマは「景気後退」に尽きると思うが、景気後退の度合いが見えてくるまでは、当面、強気派と弱気派の拮抗が続くだろう。相場はレンジ推移が続くと思われ、下手な深追いはせず、下がったところを買い、上がったところを売る、こまめな逆張り戦略に徹することをお薦めしたい。
■ドル・円は小じっかり、米金利の下げ渋りで
26日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、129円10銭から129円62銭まで値を上げた。米10年債利回りの下げ渋りを受け、割安感からドルの買戻しが強まった。一方、欧州通貨は失速。また、クロス円はドル・円に追随した値動きとなった。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は129円10銭から129円62銭、ユーロ・円は140円91銭から141円50銭、ユーロ・ドルは1.0907ドルから1.0925ドル。
■後場のチェック銘柄
・ベースフード<2936>、SDエンターテイメント<4650>など、7銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・独・1月IFO企業景況感指数:90.2(予想:90.3、12月:88.6)
【要人発言】
・日銀金融政策決定会合における主な意見(1月17-18日分)
「YCC運用見直しの効果、時間をかけて見極める必要」
「YCC運用見直し、現時点では全体として緩和した状態を維持している」
「物価目標の持続・安定的な達成に時間がかかることを丁寧に説明していくべき」
「国債買入れ増や共通担保オペ拡充によりイールドカーブ全体で金利高を抑制すべき」
「共通担保オペ拡充、安定的なイールドカーブ形成に役立つ」
<国内>
特になし
<海外>
特になし
<CS>
鈴木保奈美、「物理」の試験でとった”衝撃の点数”告白し頭抱える
さんま、爆問田中から謝罪明かす ウエストランド河本関連「おいしい」発言否定も懐深くまとめる
【U23日本代表】パリ五輪1次LでD組決定 初戦はパラグアイ、中2日でマリ、イスラエル
【阪神】今季初サヨナラ負け 岡田監督「ちゃんとしたら負け防げた」攻守でミス、巨人1差に迫る
【中日】延長12回引き分けで最下位転落「打線はよく追いついただけに、越したかった」立浪監督
泉谷しげる、桑子真帆アナに迫る「クローズアップ現代に出たいんだ。そこで歌わせろ、コラ!」
【5月5日生まれの著名人】モト冬樹、渡部篤郎、与田祐希、中川翔子ら
61歳今井美樹、テレビ生歌唱に反響「声が変わらないってすごい」「還暦超えてるとは思えない」
アーセナル冨安健洋がフル出場で4連勝に貢献 暫定首位を堅持 2位マンCとの優勝争い激化
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
岡本夏生(56)、1600日ぶりにブログを更新した現在が衝撃
今田美緒(23)ブレイク前の恥ずかしい映像が流出、けしからんと話題に
完全にダマされた! 『ラヴィット!』あのちゃん“事故レベル”大暴走は『水ダウ』遠隔操作のしわざだった ネットも納得
ガーシー、またも綾野剛の暴露写真でネット歓喜「この写真見て笑っちゃう」
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
元なでしこタレント、引退の仰天理由明かしスタジオ悲鳴 きっかけはXの投稿だった
水原一平容疑者が胴元側に支払ったお金、カジノを通じ現金化されていた
蟹江敬三さん長男が子役・若山耀人容疑者の逮捕に嘆息「ここまでの転落人生は稀に見る悪例」
玉置浩二の妻、青田典子(53)の現在がとんでもない事になっていると話題に
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
深夜のファミリーマート徘徊、必ず入っている「フエラムネのミニチュアおもちゃ付」を探し求めた結果……
岡本夏生(56)、1600日ぶりにブログを更新した現在が衝撃
完全にダマされた! 『ラヴィット!』あのちゃん“事故レベル”大暴走は『水ダウ』遠隔操作のしわざだった ネットも納得
ガーシー、またも綾野剛の暴露写真でネット歓喜「この写真見て笑っちゃう」
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
玉置浩二の妻、青田典子(53)の現在がとんでもない事になっていると話題に
群馬県草津町冤罪事件、フリーライターの男に懲役1年の求刑がここまで話題にならない理由
ガーシーが綾野剛のLINE公開でネット騒然「ショック」「すごいエンタメ」
鈴木保奈美、「物理」の試験でとった”衝撃の点数”告白し頭抱える
さんま、爆問田中から謝罪明かす ウエストランド河本関連「おいしい」発言否定も懐深くまとめる
【U23日本代表】パリ五輪1次LでD組決定 初戦はパラグアイ、中2日でマリ、イスラエル
【阪神】今季初サヨナラ負け 岡田監督「ちゃんとしたら負け防げた」攻守でミス、巨人1差に迫る
【中日】延長12回引き分けで最下位転落「打線はよく追いついただけに、越したかった」立浪監督
泉谷しげる、桑子真帆アナに迫る「クローズアップ現代に出たいんだ。そこで歌わせろ、コラ!」
【5月5日生まれの著名人】モト冬樹、渡部篤郎、与田祐希、中川翔子ら
61歳今井美樹、テレビ生歌唱に反響「声が変わらないってすごい」「還暦超えてるとは思えない」
アーセナル冨安健洋がフル出場で4連勝に貢献 暫定首位を堅持 2位マンCとの優勝争い激化
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた