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今日の為替市場ポイント:米長期金利反発でドル売り縮小も


8日のドル・円は、東京市場で136円25銭から137円24銭まで反発。欧米市場では137円15銭から136円31銭まで下落し、136円69銭で取引終了。本日9日のドル・円は主に136円台で推移か。米長期金利の反発や米国株高を受けてリスク回避的なドル売り・円買いは縮小する可能性がある。

報道によると、イエレン米財務長官は8日、「賃金スパイラルが見られず、供給網のボトルネックも緩和されつつある」と指摘し、「米国は景気後退入りを回避できる」との見方を示した。為替についても言及し、「ドル相場の動きはファンダメンタルズをほぼ反映している」との見方を伝えた。中国政府は新型コロナウイルスの感染抑制のための規制措置を段階的に解除するとの見方が強まり、8日の米国株式は強含みとなったが、イエレン財務長官の発言も好感されたようだ。ただ、米国経済の大幅な減速は避けられないとの見方も残されており、株式と為替の動向については予断を許さない状況が続くとみられる。

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