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NY債券:米長期債相場は続伸、企業景況感悪化で安全逃避の債券買い


22日の米国長期債相場は続伸。米S&Pグローバルがこの日発表した7月総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は、47.5と6月実績の52.3を大幅に下回ったことが要因。同サービス業PMIは47.0、同製造業PMIは52.3だった。総合PMIが景気拡大・縮小の節目となる50を下回ったのは2020年6月以来。7月26-27日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では0.75ポイントの追加利上げが決定される見込みだが、9月以降については経済指標次第となりつつある。

CMEのFedWatchによると、22日時点で7月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が2.25-2.50%となる確率は、80%程度。9月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が2.75-3.00%となる確率は、53%程度。12月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が3.50-3.75%以上となる確率は36%程度。10年債利回りは2.90%近辺から一時2.729%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて2.750%近辺で推移。

イールドカーブは、まちまちの動き。2年−10年は-21.60bp近辺、2−30年は+0.70bp近辺で引けた。2年債利回りは2.97%(前日比:-11bp)、10年債利回りは2.75%(-13bp)、30年債利回りは、2.97%(同比:-7bp)で取引を終えた。

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