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NY株式:NYダウ809ドル安、企業の悲観的見通しに失望


ダウ平均は809.28ドル安の33240.18ドル、ナスダックは514.11ポイント安の12490.74で取引を終了した。高金利や景気後退懸念で、投資家心理が悪化し、寄り付き後、下落。ロシア外相が核戦争のリスクに言及したほか、ロシアがポーランドへの天然ガス供給予告をしたとの報道も売り材料となった。さらに、主要企業決算で、全般的に内容は予想を上回っているものの、コストの上昇などを理由に悲観的な見通しが目立ち、投資家のさらなる失望感に繋がり終日軟調に推移。引けにかけて下げ幅を拡大した。セクター別では、自動車・自動車部品や半導体・同製造装置が大きく売られ、唯一エネルギーが小幅上昇。

塗料会社のシャーウィン・ウィリアムズ(SHW)は1-3月期決算で、1株当たり利益が予想を上回りさらに、同社の最高経営責任者(CEO)がサプライチェーン問題を巡り最悪期を脱した可能性を示唆したことが好感され、上昇。廃棄物回収、リサイクル業のウエィスト・マナジメント(WM)は四半期決算の内容が良好でさらに、22年の目標達成の軌道にあると自信を示し、買われた。一方、技術・金融サービスのゼネラル・エレクトリック(GE)は四半期決算の内容が予想を上回ったものの、高インフレなどを理由に業績見通しで、レンジの下方と警告したことが嫌気され、大幅安。また、メディアのワーナーブラザース・ディスカバリー(WBD)も、2022年の業績が想定を下回る可能性を警告し下落した。貨物運送のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は四半期決算で予想以上に強い結果を発表したが、CEOがコロナ下に比べ需要鈍化の可能性を警告し、売られた。

ソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)や検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)は取引終了後に決算を発表。マイクロソフトは1株あたり利益が予想を上回り、時間外取引で上昇。一方で、アルファベットは1株あたり利益が予想を下回り、下落している。

Horiko Capital Management LLC

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