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今日の為替市場ポイント:原油先物反発でドル買い縮小の可能性低い


12日のドル・円は、東京市場では125円11銭から125円72銭まで上昇。欧米市場では、125円72銭から124円77銭まで反落し、125円33銭で取引終了。本日13日のドル・円は主に125円台で推移か。原油先物の反発などを意識してドル買い・円売りが大幅に縮小する可能性は低いとみられる。

米労働省が12日発表した3月消費者物価指数は、前年比+8.5%と市場予想を上回ったが、コア指数の前月比の伸びは+0.3%にとどまった。5月と6月に0.50ポイントの追加利上げが決定されることは完全に織り込まれているが、インフレ加速の懸念は多少和らいだことから、長期債利回りは低下した。

ただし、報道によると英首相府の報道官は「英米両首脳はウクライナへの軍事的および経済的支援を加速させる必要性を巡り協議した」と述べており、ロシアとウクライナが早期停戦で合意する可能性は一段と低下したとみられている。このため、NY原油先物は大幅に反発した。エネルギー価格の高止まりが続いた場合、米インフレ率の大幅な低下は期待できないため、米長期金利の動向については、引き続き予断を許さない状態が続くとみられる。

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