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13日の米国市場ダイジェスト:NYダウ176ドル安、ハイテクが重し


■NY株式:NYダウ176ドル安、ハイテクが重し

米国株式市場は反落。ダウ平均は176.70ドル安の36113.62ドル、ナスダックは381.58ポイント安の14806.81で取引を終了した。英国でオミクロン変異株の流行がピークを付けた可能性が報じられたほか、インフレの鎮静化の兆しに、寄り付き後上昇。ただ、12月コア生産者物価指数(PPI)が前年比で過去最大の伸びを記録したほか、連邦準備制度理事会(FRB)の数人の高官が年内数回の利上げを支持する発言をしたため早期金融引き締め警戒感に、ハイテクは終日軟調に推移した。ダウもハイテクが重しとなり、引けにかけて下落に転じた。セクター別では自動車・自動車部品が大きく下落。一方で、食品・飲料・タバコが上昇した。

航空機メーカーのボーイング(BA)は中国の航空当局が737マックス機の運航再開を指示したため上昇。自動車メーカーのフォード(F)は新型電気フルサイズピックアップトラック「F-150」やマスタング・マッハEなどを含む電気自動車の生産拡大計画が好感されたほかアナリストの投資判断引き上げが好感され買われた。また、航空会社のデルタ(DAL)は四半期決算の内容が予想を上回ったほか、春にかけた重要の増加などの楽観的見通しが好感され上昇。一方、宇宙旅行ビジネスを行うヴァージン・ギャラクティック(SPCE)は転換社債の発行などで5億ドルを調達する計画を発表し売られた。また、写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)はアナリストの投資判断引き下げで下落。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は再び20を上回った。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:FRBの早期金融引き締めを警戒、リスクオフ

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は114円40銭から114円00銭まで下落し、114円17銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が予想外に前回から増加したほか、米12月生産者物価指数(PPI)が前月比で予想以上に11月から伸びが鈍化したためインフレ鎮静化の思惑に金利低下に伴うドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1482ドルまで上昇後、1.1447ドルまで反落し、1.1455ドルで引けた。ユーロ・円は131円18銭から130円62銭まで下落。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めへの警戒感も強く株安に連れたリスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは1.3748ドルまで上昇後、1.3701ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9125フランから0.9092フランまで下落した。


■NY原油:弱含みで82.12ドル、米国株安を意識した売りが入る

NY原油先物2月限は、弱含み(NYMEX原油2月限終値:82.12 ↓0.52)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比-0.52ドルの82.12ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは81.39ドル-82.94ドル。アジア市場で82.94ドルまで買われたが、米国株安を意識した売りが入ったことで、ニューヨーク市場で82ドルを下回った。通常取引終了後の時間外取引で81.39ドルまで下げている。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  48.76ドル   -0.10ドル(-0.20%)
モルガン・スタンレー(MS) 102.55ドル  -0.50ドル(-0.49%)
ゴールドマン・サックス(GS)390.80ドル  +0.49ドル(+0.13%)
インテル(INTC)        54.94ドル   -0.80ドル(-1.44%)
アップル(AAPL)        172.19ドル  -3.34ドル(-1.90%)
アルファベット(GOOG)    2782.62ドル -50.34ドル(-1.78%)
フェイスブック(FB)     326.48ドル  -6.78ドル(-2.03%)
キャタピラー(CAT)      227.00ドル  +4.60ドル(+2.07%)
アルコア(AA)         60.51ドル   -1.37ドル(-2.21%)
ウォルマート(WMT)      145.47ドル  +2.03ドル(+1.42%) <ST>
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