米国株見通し：弱含みか、金融引き締め加速に警戒

（12時00分現在）

S&P500先物　　　　　　4,676.60（+7.5）
ナスダック100先物　　16,098.90（+16.4）


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高。NYダウ先物は50ドル高。NY原油先物（WTI）は下げ渋り、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。


13日の主要3指数は反落。序盤から売りが先行したダウは下げ幅を縮小する場面もあったが、320ドル安の35650ドルで取引を終えた。新型コロナウイルス・オミクロン株の感染による死者が英国で初めて確認され、医薬品が買われた。ただ、国内でもまん延への警戒感から景気敏感株への売りが下げを主導。また、長期金利は低下したが、ハイテク株売りも優勢に。原油相場が再び軟調との見方から、エネルギー関連も下押しされた。


本日は弱含みか。中国本土でも初めて確認されたオミクロン株の世界的な感染を警戒した売りが先行しそうだ。一方、連邦公開市場委員会（FOMC）での政策方針が注目され、株買いを抑制する要因に。39年ぶりの高水準となった10日発表の消費者物価指数（CPI）に続き、今晩の生産者物価指数（PPI）も記録的な伸びが示されれば連邦準備制度理事会（FRB）による引き締め加速への観測を後押しし、金利高が株売りを強める可能性があろう。



＜TY＞